イチロー氏の指導に恩師・倉野光生監督は期待。「想像以上のことをやってくれるのではないか」
イチロー氏の母校、愛工大名電の倉野光生監督
2019年に現役生活を終えた日本が世界に誇る安打製造機・イチロー。そのイチロー氏が超名門・智辯和歌山を相手に初めて指導をしたことが大きく報じられた。
イチロー氏は昨年の冬に開催された学生野球資格回復研修を受講。2月に資格が回復したことで大きな話題となったが、回復して初めての指導の場として選んだのが智辯和歌山。3日間にわたってプロを目指す球児たちに実演を交えて指導をしてきた。
この報道が出たことに、恩師である愛工大名電・倉野光生監督は様々な思いがあった。
「日本の高校野球界にとって資格を回復したことだけでも大きいと感じています。彼の場合は、幅広く様々なチームに対して指導することが出来ると思うので、そういった方法でもいいと思っています」
母校ではなく、智辯和歌山で指導をしたことに関して聞くと、「彼の注目度や練習環境を考えると難しいんだと思います」とコメント。しかし、選手とともにプレーするイチロー流の指導には楽しみを感じているようだ。
「選手としてやり残したことや、指導者としてのやるべきと次の道を探していると思うんです。だから我々の想像以上のことをやってくれるのではないか、と非常に楽しみにしています」
指導者・イチローはまだ始まったばかり。今度はどんなことをしてくれるのか、倉野監督同様にこれからが非常に楽しみである。