秋季東京都大会も佳境に!過去5年のベスト8を振り返る
星 憂芽(日大三)
11月1日に3回戦8試合が行われ、ベスト8までが決定した。7日と8日に準々決勝が[stadium]ダイワハウススタジアム八王子[/stadium]で行われ、勝ち残った4チームが[stadium]神宮球場[/stadium]へ勝ち進むこととなる。優勝まで残りわずかとなったところだが、過去5年間のベスト8の顔ぶれを振り返っていきたい。
2016年(優勝:早稲田実業)
東東京:2
関東一、城西大城西
西東京:6
早稲田実業、国士舘、都立日野、八王子、日大三、早大学院
2017年(優勝:日大三)
東東京:4
東海大高輪台、立正大立正、帝京、日大豊山
2018年(優勝:国士舘)
東東京:4
岩倉、日体大荏原、都立城東、東亜学園
2019年(優勝:国士舘)
東東京:4
帝京、都立城東、共栄学園、修徳
5年前の2016年は西東京の学校が多く勝ち残る状況だったが、それ以降はほぼ同数勝ち残って勝ち残っている状況が続いている。ただ勝ち残っているチームの顔ぶれを見てみると、東東京は顔ぶれが変わりやすいのが印象的。一方で西東京は日大三や早稲田実業、そして3連覇を阻止された国士舘が8強まで勝ち残っていることが多い傾向にある。しかもこの3校に共通しているが、過去5年間で頂点に立っていると言うこと。
2016年に優勝した早稲田実業は、当時は通算111本塁打を記録した清宮幸太郎ら(現北海道日本ハム)が中心となったチーム。2017年の日大三は日置航主将を中心に全員で粘り強い野球で東京で1度も負けることなく、夏の甲子園ベスト4まで勝ち残った。
そして国士舘は2018年、2019年と連覇。2018年の時は白須仁久(現杏林大)や冨田洋佑(現東京経済大)。そして2019年は下級生から出場した鎌田州真に黒澤孟朗、さらにエース・中西健登の活躍で連覇した。
東東京勢が秋の頂点に立ったのは2015年が最後。関東一が優勝をするなど、東東京勢が躍進した。果たして2020年の東京の秋を制するのはどのチームなのか。
(記事:田中 裕毅)