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報徳学園、筑陽学園など…4連休で敗退が決まった有力校たち【西日本編】

2020.09.25

報徳学園、筑陽学園など…4連休で敗退が決まった有力校たち【西日本編】 | 高校野球ドットコム
報徳学園のエース・久野悠斗

 9月19日~22日は全国各地で大会が開催された。この4連休中も優勝候補として期待された有力校の敗退が目立つ。続いて西日本編だ。

報徳学園 2回戦 2vs3 神戸弘陵
 新チーム当初から、今年の報徳学園は近畿地区で頭一つ抜けている評価が多かった。実際に報徳学園を取材すると、大角監督からはまだまだ脆さがあるという評価だったが、それでも135キロ以上の投手を4人揃え、打線も昨秋の経験者が多く評価は必然と高かった。

 ただ、神戸弘陵の好投手・時澤健斗を攻略できず、頼みのエース・久野悠斗も3失点。大角監督は能力が高いことは認めながらも、本番で力を出すのは去年の3年生で、本番で力を発揮できる精神力をいかに身につけていくかがこの1年の課題と話していた。

 今年の報徳学園の選手たちはよく練習をしており、指導者の方々に聞いても、入学して大きく成長した選手が多いと聞く。取り組みもよく能力が高い選手を揃えた大型チームでも必ず勝てるとは限らない。勝負の厳しさを改めて実感した。ぜひこの悔しさを来春、来夏に活かすことを期待したい。

開星 1回戦 2vs3 矢上
 名将・野々村監督が復帰し、最初の秋の公式戦は県大会1回戦で昨秋の優勝校・矢上に敗退。この冬でどれだけのチームに育て挙げるか注目をしていきたい。

筑陽学園 3回戦 5vs7 久留米商
 筑後サザンホークス時代から秋山恭平広島新庄)とともに注目された好左腕・藤田和揮、1年生から注目された強打者・増田裕斗など期待が高かった今年の筑陽学園だが、3回戦で伝統校・久留米商に敗れた。福岡県はその他にも九産大九産西日本短大附に敗れるなど実力校の敗退も目立つ。

秀岳館 2回戦 0vs7 熊本工
 例年、大型チームを揃える秀岳館だが、伝統校・熊本工に敗れ、2回戦敗退となった。

 西日本では報徳学園の敗退が一番のニュースとなった。毎年、私立、公立問わず実力校が多い兵庫県だが、来年も激戦は必至だ。

(記事=河嶋宗一)

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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