1軍定着への足掛かりとなるか?広島・中村祐太(関東一)が先発のマウンドへ
関東一時代の中村祐太
19日の東京ヤクルトとの延長戦を制した広島東洋。20日の試合も勢いそのままに勝利したいところで、予告先発はプロ7年目・中村祐太(関東一出身)が発表された。
東東京の名門・関東一で3年間プレーし、2年生の春の選抜で甲子園を経験。回転数の多い質の高いストレートを最大の武器として、チームの選抜4強に大きく貢献し、早くから注目を集めてきた。それだけに期待も多く寄せられたが、最終学年は甲子園出場とはならず。中村は甲子園には行けなかったが、広島からドラフト5位の指名を受けてプロの世界へ。
最初の3年間は2軍でじっくり経験を積みながらレベルを上げていくと、2017年についに1軍デビュー。14試合に先発して5勝4敗で、防御率3.74という結果を残した。しかし、その後も毎年1軍で登板するものの1軍デビューとなった2017年以上の登板機会を与えてもらえず、中村自身なかなかステップアップしきれずにいた。
しかしピッチングを見ていくと、全体として力感がなくコンパクトなテイクバックかで始動していき、リリースの瞬間だけ力を力を入れて弾くようにボールを離すのが特徴的なフォーム。綺麗なボールを投げ込んでおり、見ているだけでもやはり高い実力があることを感じさせる。
20日の試合で再びアピールし、1軍定着への足掛かりとなるのか。中村のピッチングに注目したい。