トミージョン手術を乗り越え再び一軍のマウンドへ!! 支配下への復帰を果たした大嶺祐太(千葉ロッテマリーンズ)の最後の夏
千葉ロッテマリーンズ・大嶺祐太(※写真は2017年)
23日、千葉ロッテマリーンズは大嶺祐太投手と支配下選手契約を結んだと発表した。
一時はトミージョン手術の影響で育成選手契約となっていたが今シーズンはここまでイースタンリーグで8試合に登板、4勝を挙げ、防御率2.84の好成績を残し、念願の支配下選手への復帰を果たした。
今回はそんな大嶺の高校最後の夏を振り返りたい。
▼大嶺祐太(八重山商工・2006年)
選手権沖縄大会
1回戦 8対2 北谷
2回戦 4対3 糸満
3回戦 9対2 豊見城
準々決勝 4対0 前原
準決勝 1対0 浦添商
決勝 7対3 中部商
選手権大会
1回戦 9対6 千葉経大付
2回戦 5対3 松代
3回戦 3対8 智辯和歌山
春のセンバツでは17奪三振をマークして一躍沖縄の好投手として注目を浴びた大嶺。
準決勝では3年間勝ったことがなかったという強豪・浦添商業と対戦。
大嶺は途中からマウンドに上がると無失点の投球で1対0のしびれる試合を勝利へ導いた。勢いに乗った大嶺は沖縄県大会の決勝も中部商相手に見事に完投して、チームを春夏連続出場となる甲子園へと導いた。
しかし、甲子園では調子が上がらず、1回戦の千葉経大付との試合で失点を重ねると、1回戦の松代戦では先発を外され、終盤に抑えとしてマウンドに上がるもここでも失点をしてしまう。3回戦の智辯和歌山戦では再びエースとして、先発のマウンドに上がったものの、中盤に逆転を許し、3対8で敗れてしまった。
その後、ドラフト会議で千葉ロッテマリーンズから1位指名を受けると2年目にはプロ初勝利を記録し、8年目の2015年にはキャリアハイの8勝を挙げる活躍を見せるがその後はけがなどにも苦しみなかなか1軍に定着することが出来ていない。
トミージョン手術という大きな苦難を乗り越え、かつて沖縄を沸かせた右腕の再出発に大きな期待がかかる。
(記事=編集部)