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茨城の名門・取手シニア!152キロ右腕・菊地竜雅(常総学院)など2017世代がすごい!

2020.08.19

茨城の名門・取手シニア!152キロ右腕・菊地竜雅(常総学院)など2017世代がすごい! | 高校野球ドットコム
菊地竜雅

 2017年、第45回日本選手権大会ではベスト16まで勝ち上がり、関東連盟夏季大会では4強入りするなどの大会成績を残した取手シニア。高校3年生となった当時のメンバーは高校野球でも活躍を見せてくれた。

 まず、茨城の名門・常総学院に進学した菊地竜雅。中学時代から最速137キロの直球を投げ込む本格派右腕だ。

 野球を始めた時から憧れていた常総学院に進学すると、高校1年秋には144キロをマーク。自身は無失点ながらも逆転負けを喫し、悔いの残る投球で終わってしまった1年秋の秋季関東大会。選抜出場を逃した菊地は冬場のトレーニングやフォームづくりに励み、2年夏の東洋大牛久戦で150キロも計測して8回を4安打無失点に封じ込めた。

 2年秋も関東大会で敗れ、選抜の出場はかなわず夏の選手権も中止となり甲子園の土を踏むことがなかった菊地だが、最速152キロの速球を武器に次なるステージへ挑む。

 続いて千葉準優勝に輝いた専大松戸松濤友朗

 準々決勝の日体大柏戦では4番を打つも続く準決勝はスタメン漏れ。しかしスタメンに返り咲いた決勝戦では関東№1と評される木更津総合篠木健太郎から特大のホームランを放つなど中学時代から定評のあった打撃をさらに磨き上げて披露してくれた。

 その他にはこの夏、東東京準Vの関東一高に進んだ渡邉貴斗岡澤敦也。中学時代にキャプテンを任されていた渡邉は関東一でも主将に就任。2年秋から捕手となった渡邉はセカンドスロー1.9秒前後の強肩と巧みなキャッチングで今村拓哉領家佑馬ら豊富な投手陣をリードした。2年から試合出場を重ねていた岡澤は2年秋には4番も任され力強い打撃を見せてくれた。

 また、高校通算30本塁打の中央学院加藤公翔も取手シニアの出身だ。加藤は1年夏に背番号15で甲子園も経験しており、1年秋にはスタメン入り。強打で中央学院を引っ張り圧倒的存在感を示していた。

 プロ野球選手も輩出する取手シニア。これからも取手シニアの活躍とそのメンバーに注目していきたい。

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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