本日決戦!金足農対明桜の過去10年間の直接対決の結果は??
注目の2年生・風間球打(ノースアジア大明桜)と金足農時代の吉田輝星(日本ハム)
2020秋田県高等学校野球大会が7月9日から開幕する。組み合わせ抽選会が行われ対戦カードが決まっているが、初戦からノースアジア大明桜と金足農が対戦することが大きな話題となっている。
金足農は春夏合わせて9回の甲子園出場の実績を持ち、2018年の夏の甲子園に「金農旋風」を巻き起こし、準優勝の成績を残したのが記憶に新しい。一方のノースアジア大明桜は春夏合わせて14回の甲子園出場と金足農と大きな差はない。秋田経法大附時代まで含めると、攝津正らがOBにいる秋田県内屈指の実力校。
そんな両校が10日に対戦をするが、過去10年間まで振り返ると直接対決の戦績はどうなっているのか。その戦績を振り返っていきたい。
<過去10年の対戦成績>
2012年 春季秋田県大会 中央地区予選 決勝
明桜2対1金足農
2012年 秋季秋田県大会 中央地区予選 1回戦
金足農3対1明桜
2016年 春季秋田県大会 中央地区予選 2回戦
明桜5対0金足農
2017年 春季秋田県大会 中央地区予選 準々決勝
明桜4対3金足農
2017年 第99回全国高等学校野球選手権秋田大会 決勝
明桜5対1金足農
2018年 春季秋田県大会 中央地区予選 3回戦
金足農2対0明桜
2018年 第100回全国高等学校野球選手権秋田大会 決勝
金足農2対0明桜
過去10年間で両校の対戦は8度あり、結果は互いに4勝4敗という成績となっている。両校ともに中央地区に入っているため地区予選から対戦することがあるが、スコアを見てみると3点差の僅差の試合が8試合中6試合という内容。同じ地域のライバルとして、互角の試合展開を毎回繰り広げてくれていることがわかる結果になっている。
2012年の時には2度対戦して1勝1敗。そこから3年間対戦することがなかったが、2016年から2018年までは毎年対戦している。なかでも2017年の夏の大会では決勝戦で両校が激突。甲子園がかかった大事な一戦で明桜は山口航輝、金足農は吉田輝星とともに2年生が先発のマウンドへ上がる。
試合は初回に明桜が幸先よく吉田から2点を奪い、終始リードする展開。リードをもらった明桜の山口は金足農にホームを踏ませない投球でリードを守り抜くと、打線が5回、6回に中押しとなる点数を奪い勝負あり。金足農は9回に1点を挙げたが、5対1で明桜が勝利して8年ぶりの甲子園へ進んだ。
翌年の春の大会では地区予選と県大会で対戦。県大会準決勝での対戦では8回終わって5対5の同点の展開だったが、金足農が9回に勝ち越しの1点を掴み取って決勝へ。吉田もエースとして2番手で登板し、2点を失うもののチームの勝利に貢献。そして集大成となる夏の大会の決勝で再び両チームが対戦。
山口は4番レフト、吉田は3番ピッチャーで出場すると、吉田は山口から3つの三振を奪うなど9回11奪三振の快投。チームを甲子園に導き、勢いのままに準優勝まで駆け上がった。
この対戦を見ていた当時の1年生たちが、今夏3年生となり10日に対戦する。同じ地区のライバルがどんな試合を見せてくれるのか、注目の一戦から目が離せない。
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