若月健矢(オリックス)ら 2013年の花咲徳栄ナインのその後を紹介
左から楠本泰史、若月健矢、関口明大
今春の選抜大会が開催中止となり、高校球児だけでなく、高校野球ファンものショックは大きかったのではないか。そこで、これまで甲子園を盛り上げたチームの選手のその後を紹介していきたい。
2013年春、2年生エース・小島和哉率いる浦和学院が初優勝を成し遂げた第85回大会。その浦和学院のライバルとして、同じ埼玉の花咲徳栄が挙げられる。両校は2012年秋季大会決勝で対戦。ここでは花咲徳栄に軍配が上がった。そして関東大会決勝でも再戦し延長10回の末、3対2で浦和学院が勝利しリベンジ を果たした。そして両校は選抜出場を決めた。関東地区代表に埼玉県勢2校が選出されたのは2003年第75回大会以来で10年ぶり。その時の2校も浦和学院と花咲徳栄だった。
そこで今回は、選抜優勝チームに喰らい付いた花咲徳栄の2013年春、第85回大会の2回戦・県岐阜商戦のメンバーとその後を紹介していきたい。
【2回戦・県立岐阜商戦オーダーと進路】3対8 ●
1(二)山本 竜生 3年 (城西大)
2(三)松本 隼平 3年 (専修大)
3(遊)楠本 泰史 3年 (東北福祉大-横浜DeNA)
4(捕)若月 健矢 3年 (オリックス)
5(左)古川澄也 2年 (東北福祉大-ヤマハ)
6(一)森大希 3年 (上武大)
7(中)野澤拓巳 3年 (作新学院大)
8(投)関口 明大 3年 (青山学院大-徳島インディゴソックス)
9(右)多田友哉 3年 (国士舘大-フェデックス)
3番・遊撃の楠本 泰史 は小・中学時代に松井 裕樹(桐光学園)と共にプレー。彼らは2013年春季関東大会で対戦し、楠本はヒットを放った。卒業後は東北福祉大に進学し、日米大学野球選手権日本代表、ユニバーシアード競技大会日本代表を経験。2017年ドラフトで支配下登録選手全82名中81番目、横浜DeNAから8巡目で指名を受けプロの世界に入った。
高校通算28本塁打を放った4番で捕手の若月 健矢はU18日本代表に選出され、準優勝を経験した。2013年ドラフトでオリックスから3位指名を受け入団。4年目の2017年シーズンの開幕マスクを被り、金子弌大(現・北海道日本ハム)とバッテリーを組み、オリックスの正捕手の座を掴んだ。
夏の大会4回戦大宮西戦でノーヒットノーランを達成した右腕・関口 明大は青山学院進学後、徳島インディゴソックスでかつてプレーをしていた。
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