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早稲田大時代の同期・鳥谷敬(聖望学園出身)と青木宣親(日向出身)。レジェンド2人の生き様は学べることばかり

2020.03.13

早稲田大時代の同期・鳥谷敬(聖望学園出身)と青木宣親(日向出身)。レジェンド2人の生き様は学べることばかり | 高校野球ドットコム
鳥谷敬と青木宣親

 鳥谷敬聖望学園出身)の千葉ロッテ入団が決定し、注目度が高まっている。今回は鳥谷と早稲田大の同期だった東京ヤクルト・青木宣親日向出身)ともに活躍を期待したい。

 鳥谷と青木はともに黄金時代のレギュラーだったとはいえ、入部当初は対照的な扱いだった。甲子園に出場しプロ注目の遊撃手だった鳥谷は2年春に六大学三冠王を獲得。東京六大学通算115安打を記録し、希望入団枠制度を通じて阪神に入団。自ら球団を選べる立場だったのだ。

 一方、青木は高校時代、エースとして活躍しながらも、早稲田大では周りのレベルの高さに押さえ、苦しんだ。それでも「自分はプロに行く」とあきらめず練習に取り組んだ結果、3年春に素質を開花させ、首位打者を獲得。3年春から4年秋までリーグ4連覇を達成しているが、その黄金時代のレギュラーにまで上り詰めた。

 高校時代からスターだった鳥谷と這い上がって登り詰めた青木。2人ともプロでは一線級の選手として活躍し、鳥谷は現在2085安打、青木も日米通算2365安打とレジェンドといってもいい選手へ成長した。

 40代近くまでトップレベルで現役を続けられるのは並大抵のことではない。鳥谷は大学1年からレギュラーだったように、ケガに強い体だけではなく、徹底とした自己管理能力の高さもあり、試合に向けての準備も素晴らしく、お手本として期待される存在だ。青木もトレーニングを大事にしており、「自分の感覚と実際の動きをいかに一致させるか」を念頭に置いて、練習や、試合後の反省、試合前の準備に取り組んでいる。

 鳥谷の入団で注目度が高まっている現状だからこそ改めて2人のパフォーマンス、取り組みについて注目すべきだろう。

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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