香川県春季大会は4月18日開幕に延期。徳島県春季代替大会開催は厳しい状況に
3月27日(金)18時、香川県高等学校野球連盟は当初4月11日(土)開幕予定だった同連盟主催の春季香川県高等学校野球大会の開幕を1週間延期し、4月18日(土)開幕とすることを発表した。
これは同日、香川県教育委員教育長名で出された「令和2年度の教育活動の再開等について」通知内にある「部活動について」の指針に沿ったもの。この項では4月1日(水)から部活動は再開可能も「当面の間は他校との合同練習、練習試合は避ける」と明記されている。
よって今後、同連盟は4月25日(土)への再延期も視野に入れながら、4月10日(金)の連盟理事会・監督総会をメドに大会開催への協議を進めていくことになりそうだ。
対して、当初中止となった「第73回徳島県高等学校野球春季大会」にかわる代替県大会開催を模索していた徳島県では、3月25日(水)に徳島県教育委員会から出された「令和2年度における学校教育活動の再開について」通知内の留意点「部活動に関すること」にならい、部活動は4月8日(水)から再開が可能となった。
ただし留意点内には同時に「特定できない多くの人との接触を防ぐという観点から、対外試合(中略)は、当分の間控える」などの制限が付くことに。この現状に際し、徳島県高等学校野球連盟・須崎 一幸理事長は高校野球ドットコムの電話取材に応じ「制限の付かない活動が大会開催の前提条件となっていたので、正式決定は3月末にはなるが代替大会の開催は非常に難しい」と球児の心情を慮りながらも厳しいコメントを残している。
(取材=寺下 友徳)
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