プロ野球のキャンプは終盤。すでに打ち上げた球団もあり、オープン戦が各地で行われています。
 アマチュア野球も、社会人、大学などが各地でキャンプ(強化合宿)を行っています。特に沖縄はプロキャンプ終了後の施設を、ほぼそのまま使えるため、大学や社会人でも人気があります。

 しかし今年は、ご存じのように新型コロナウイルスの影響が出ており、野球界でも影を落としそうです。
 東京六大学野球連盟の早稲田大学野球部では23日に、大学総長からの「体育各部の合宿並びに遠征の全面中止の指示」による理事会の決定に従い、2月27日(木)から3月14日(土)で予定していた沖縄強化合宿と現地でのオープン戦の中止を発表しました。

 また近畿学生野球連盟の大阪市立大学も21日に、「大阪府から大阪市立大学に向け、大学主催のイベント等を2月25日(火)から3月20日(金)までの期間、原則中止するよう通知」が発せられたことを受け、3月1日(日)から7日(土)で予定していた鹿児島での合宿中止と、通知対象期間(2月25日から3月20日)の大阪市立大学グラウンドで予定されていたオープン戦の中止が発表されています。

 このように、部独自ではなく、関係機関(行政や学校上層部)などの指示を受けて、やむなくキャンプやオープンといった行事を中止にする動きが今後も出てくるかもしれません。

 高校野球でも3月8日(日)の対外試合(練習試合)解禁に合わせて、沖縄などへ遠征しての練習試合や合宿を企画するチームが毎年多くなっています。そこで、今一度、校長などの学校側と(公立校は教育委員会などとも)話し合って、練習試合や合宿といった計画を決めていく必要がありそうです。
 状況によってはあまり学校から遠い地域へ練習試合での遠征をしないといった判断も求められそうです。

(記事=松倉 雄太


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