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中崎、上沢、二木、種市、戸郷…。「ドラフト6位高校生右腕」から一流投手、ブレイク候補になった逸材たち

2020.03.02

中崎、上沢、二木、種市、戸郷...。「ドラフト6位高校生右腕」から一流投手、ブレイク候補になった逸材たち | 高校野球ドットコム
巨人・戸郷翔征(聖心ウルスラ出身)、千葉ロッテ・種市 篤暉(八戸工大一出身)

 3月1日、巨人の戸郷翔征聖心ウルスラ出身)が東京ヤクルト戦に先発。5回無失点に抑える好投を見せ、開幕ローテーション入りに大きく前進した。

 2018年ドラフト6位で入団し、昨年プロ初勝利を挙げた戸郷に限らず、各球団のドラフト6位で指名された高卒投手が活躍しているケースが多いことだ。

 また他球団を見ていくと、活躍している投手が多い。中崎 翔太日南学園出身)は、2010年のドラフト6位で入団し、プロ2年目の2012年に、12試合に登板し、防御率2.57と上々のデビュー。2015年には29セーブを挙げ、2016年には自己最多の34セーブを挙げ、優勝に貢献した。2015年~2018年まで最低59試合以上に登板。昨年は36試合、防御率4.08に終わったが、ドラフト6位の投手が数字を落として物足りなさを感じるぐらいの地位までに登り詰めたのである。

 北海道日本ハムの上沢直之専大松戸出身)もドラフト6位からの出世組だ。3年目の2014年に8勝。2018年には初の二けた勝利(11勝)、規定投球回到達を達成。ここまで通算33勝と、順調に勝ち星を積み重ねている。中日2008年ドラフト6位の小熊 凌祐近江出身)は威力抜群のストレートを武器に通算90試合、12勝をマーク。2017年ドラフト6位の山本拓実市立西宮出身)は昨年高卒2年目ながら9試合に登板し、3勝を上げた。

 また凄いのは千葉ロッテ。2013年ドラフト6位の二木康太鹿児島情報出身)はここまで10勝はないが、プロ6年間で25勝を上げ、今季から背番号18を背負う。2016年ドラフト6位の種市 篤暉八戸工大一出身)は昨季8勝を上げ、今季から背番号16を背負う。この出世ぶりは他球団と比べても群を抜いている。

 また近年のドラフト6位も見逃せず、2018年千葉ロッテドラフト6位の古谷拓郎習志野出身)、2019年中日ドラフト6位の竹内龍臣札幌創成出身)、2019年埼玉西武6位の井上広輝日大三出身)と楽しみな投手が多い。ドラフト6位で指名を受けた投手の活躍だけではなく、この事例を知っておくと、2020年のドラフトもさらに楽しみなものになるだろう。

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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