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甲子園優勝投手、独立の星、剛速球右腕など!埼玉西武のシート打撃で登板した投手はバラエティ多彩!

2020.02.09

甲子園優勝投手、独立の星、剛速球右腕など!埼玉西武のシート打撃で登板した投手はバラエティ多彩! | 高校野球ドットコム
今井達也投手

 8日、西武ライオンズはシート打撃を実施し、選手それぞれが実践感覚を養った。この時6人の投手がマウンドに上がったが、その顔触れと経歴が非常にバラエティー豊かな面々だった。

 先発は今井達也。2016年の夏の甲子園優勝投手でドラフト1位で入団した期待の若手。ここまで2桁勝利の経験はないが、先発ローテーションの一角として2桁勝利を狙いたいところ。シート打撃では変化球が抜けていることがあったが、スピンのかかったストレートはホップしておりこの時期の調子を考えれば上々の調子ではないだろうか。

 2番手が本田圭佑。今井とともに先発ローテーションでの活躍が期待される右腕は、東北学院大から2015年のドラフトで6位指名でライオンズへ。昨年初勝利を含む6勝をマークしたが、6敗と貯金を作ることが出来なかった。シート打撃では1点を失ったものの、あまりカウントを悪くすることなくリズムの良い投球だった。見ていて安定感は感じられた投手だった。

 3番手はアンダースローの與座海人。キレのいいストレートを主体に山川穂高ら主軸と対戦。際どいところを突いて四球を与えてしまったが、ボールの勢いや体の切れを見れば期待が膨らむ投手だった。與座は2017年のドラフトで入団したが、2018年にトミージョン手術を受けて一時は育成選手へ。しかし、昨年11月の支配下に復帰して1軍キャンプを掴んだ。怪我から復帰した與座投手の巻き返しに期待したい。

 4番手は平良海馬。昨年ブレークを果たした快速右腕。158キロをたたき出すなど高卒2年目で初めて1軍に登板して2勝1敗1セーブという成績をマーク。中継ぎとしてチームを支えて連覇に貢献したが、シート打撃でも大崩れすることなく、無難に投げきった。3年目の今シーズンで自分のポジション確保なるか注目だ。

 5番手は齊藤大将。2017年のドラフト1位で、明治大から入団した即戦力サウスポーとして期待される。ここまでは25試合に登板して1勝3敗となかなか白星を掴めない。シート打撃でも金子侑司に高めのボールをスタンドまで運ばれたが、数少ない貴重なサウスポーとして今後の活躍に期待をしたい。

 そして最後に登板したのが伊藤翔。独立リーグの徳島インディゴソックスから2017年のドラフトで3位指名を受けた3年目の若手右腕。1年目に3勝をマークしたが、昨年は0勝。悔しい1年となった伊藤投手は、シート打撃では引っ掛けたボールが多くなり、リズムを作ることが出来なかった。これからの巻き返しを期待したい。

 夏の甲子園優勝投手に、トミージョン手術を経験して育成から這い上がった右腕。そして育成からプロ入りとバラエティー豊かな投手を揃える西武ライオンズ。果たして1軍入りを果たす投手は誰なのか。キャンプはいよいよ中盤に差し掛かる。

(取材=編集部)

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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