ドラフト5位でも侮れない勝俣翔貴(オリックス)の潜在能力に注目
高校日本代表での勝俣翔貴(オリックスバファローズ)
2月1日から12球団キャンプが始まる。若手ながら一軍キャンプに抜擢されている逸材を紹介。今回はオリックス5位・勝俣翔貴(東海大菅生-国際武道大)に注目したい。
ドラフト5位ではあるが、実力は素晴らしいものがある。千葉県大学リーグでは通算116安打、8本塁打を記録。さらに、2018年には大学日本代表に選ばれ、主軸打者として活躍するなど、大学野球屈指の強打者として活躍してきた。
思えば勝俣は高校時代から実力で一気にポジションを奪い取り、地位を上り詰めた男だ。東海大菅生時代、高校日本代表に選ばれ、前評判では平沢大河(仙台育英-千葉ロッテ)、オコエ瑠偉(関東一-東北楽天)らの甲子園組が圧倒的な人気を見せた。大会に入れば2人は活躍を見せたが、その2人以上の活躍を見せたのが勝俣。
代表監督だった西谷浩一監督から「もう少しヘッドの重みを利かせて打つことと、また打つ前にバットをプラプラしてみなさい」とアドバイスを受けると、打率.556、12打点と首位打者、打点王の二冠を獲得。さらに外野手部門でベストナインを獲得し、日本代表の中で最も実績を残した。
その後、大学4年間でどの方向にも本塁打を打てる技術を身につけプロ入りを果たした。
上位指名を受けた大学生野手と大きく劣るところはないだろう。勝俣の潜在能力を考えれば十分に逆転できる可能性はある。
昨年、ドラフト7位からスタートし、交流戦首位打者を獲得するなど、111試合に出場した中川圭太みたいな活躍ができるか。
それが実現すれば、オリックスの若手野手は非常に楽しみなものとなる。
(記事=河嶋宗一)
関連記事
◆他にも多くの選手を掲載中!選手名鑑はこちら
◆将来は155キロも狙える!巨人ドラフト1位の堀田賢慎(青森山田)の将来性を徹底分析!
◆【選手名鑑】寸評を更新!阪神ドラフト1位指名・西 純矢 (創志学園)の将来性