News

アジリティトレーニングを行うとき

2020.02.21

アジリティトレーニングを行うとき | 高校野球ドットコム
アジリティトレーニングを行う時は「顔を上げて」「腕を振る」ことも忘れずに

 アジリティトレーニングという言葉を聞いたことがあるでしょうか。アジリティとは「敏捷性」のことを指し、動作の素早さや体を自在にコントロールする能力を向上させるためのトレーニングなどがアジリティトレーニングと位置づけられています。皆さんが想像するところではラダーやミニハードル、コーンなどをつかったトレーニングや、バランスディスクなどを使ったものなどが思い浮かぶでしょうか。こうした用具があれば実施しやすいですが、もしこのような用具が揃わなくても、工夫次第でアジリティトレーニングを行うことはもちろん可能です。アジリティトレーニングを実施するときに気をつけておきたいポイントを紹介します。

●十分にウォームアップを行う
 練習全般に言えることですが、特にアジリティトレーニングを行う際は体の位置をコントロールし、方向転換をしたり、大きな力を素早く発揮したりする場面が多く見られます。ウォームアップ不足のままこのようなトレーニングを行うと、下肢を中心にケガをしやすくなります。メインのトレーニングまでに筋温を上げ、関節や筋肉の柔軟性を高めてから行うようにしましょう。また疲労がたまった状態で行うよりは、体がフレッシュな練習開始直後や、ウォームアップから引き続いてアジリティトレーニングを行うほうが、敏捷性の向上にはより適しています。

●顔を上げて行う
 ラダーやミニハードルの場合はどうしても足元を見てしまいがちですが、背中を丸めた姿勢では良いパフォーマンスは発揮できません。なるべく顔を上げて姿勢良く行うことを心がけましょう。ラダーの足元が気になる場合は真下を見るのではなく、少し前方のラダーを確認しながら行うと顔を上げることができると思います。スピードも最初は自分のできるペースから始め、慣れてきたら少しずつスピードを上げるようにすると良いでしょう。

●腕も動かそう
 下肢の動きにとらわれてしまい、上肢がかたまったような状態でアジリティトレーニングをしている選手を見かけることがあります。視線とともに腕の振りを下肢と連動させるようにしましょう。

文:西村 典子
球児必見の「セルフンディショニングのススメ」も好評連載中!

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.11

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在28地区が決定、長野では松商学園がノーシードに

2024.05.11

【2024年最新版 スーパー中学生リスト】 関東地区の強豪校注目の遊撃手、高校スカウト殺到の大型左腕、中村剛也の長男など38人をピックアップ

2024.05.11

名門・東海大相模の進路紹介!プロ注目打者は東洋大、エースは中央大で早くもリーグ戦に出場!

2024.05.11

【新潟】プロ注目右腕の帝京長岡・茨木が完封、日本文理とともに決勝進出<春季県大会>

2024.05.11

シニア日本代表が発表!選抜大会準優勝の主力打者、ベスト4の主将、優秀選手などが選出!

2024.05.08

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.11

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在28地区が決定、長野では松商学園がノーシードに

2024.05.06

センバツV・健大高崎は夏も強い! Wエース抜きで県大会優勝、投打に新戦力が台頭中!

2024.05.06

【関東】山梨学院と常総学院がそれぞれ優勝、出場校の対戦が確定<春季大会>

2024.05.06

【春季埼玉県大会】花咲徳栄4回に一挙10得点!20得点を奪った花咲徳栄が昌平を破り優勝!

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.21

【兵庫】須磨翔風がコールドで8強入り<春季県大会>