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3年連続ホームラン王へ!山川穂高のティーバッティングから学べること

2020.02.12

3年連続ホームラン王へ!山川穂高のティーバッティングから学べること | 高校野球ドットコム
山川穂高選手

 2年連続で40本塁打以上をたたき出してホームラン王を連続で獲得。チームの連覇に貢献した埼玉西武ライオンズの大砲・山川穂高。2020年シーズンは背番号3に変更して、心機一転でキャンプを過ごしている。

 球界屈指のパワーを武器にホームランを量産する山川はフリーバッティングから凄い打球を飛ばすが、注目したいのはティーバッティング。森友哉やメヒアを始め強打を武器にパ・リーグを制した西武には強打者が大勢揃うが、その中でもインパクト時の強さが群を抜いている。

 その強さは音からもわかる。他と違い、爆ぜるような音が山川選手のティーバッティングからは聞こえる。それを可能しているのは、力任せなオーバースイングではなく、インパクトまでのスイングの速さ、そして正確かつ強いインパクト。さらに、インパクト後のフォロースルーの大きさにある。

 ティーバッティングからきっちりスイングすることが、ホームランを打つことに繋がっているのだろう。実際に2017年のインタビューで、「僕はバットを振る筋力はバットを振ってつけるのが1番いいという考えで、練習ではとにかくマックスで振ります」と語っていたが、それをティーバッティングで体現していただけなのだ。

 2019年シーズンは打順降格など、数字を落とす結果になったが、プロの第一線でホームラン打者として活躍するスラッガーの姿から学べることは多い。山川が本来の調子を1年間見せ続ければ3連覇も射程圏内となってくるはずだ。

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2017年のインタビューを読む⇒山川 穂高(埼玉西武)が語るホームラン論「バットを振る筋力はバットを振ってつけるべき」
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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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