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昨春の選抜を沸かせた選手たちは2軍スタート!ルーキーたちの選抜成績は?

2020.01.28

昨春の選抜を沸かせた選手たちは2軍スタート!ルーキーたちの選抜成績は? | 高校野球ドットコム
投打で大暴れして優勝をたぐり寄せた石川昂弥 ※写真=共同通信社

 2月のキャンプインまであと僅かとなり、各球団が現地入りし始めている。1年目を迎えるルーキーにとって初めてのキャンプとなるが、その中でも昨春の選抜に出場した選手たちの活躍を振り返ってみたい。今回はセ・リーグ編だ。

【ヤクルト】
奥川恭伸星稜
:2軍
履正社戦:9回 被安打3 奪三振17 与四死球1 失点0
習志野戦:9回 被安打7 奪三振10 与四死球0 失点3
武岡龍世八戸学院光星:2軍
広島広陵戦:4打数 1安打 0打点

【中日】
石川昂弥東邦
:2軍
富岡西
投手:9回 被安打7 奪三振11 与四死球3 失点1 打者:3打数 1安打 2打点 
筑陽学園
投手:7回 被安打3 奪三振7 与四死球1 失点2 打者:5打数 0安打 0打点
明石商
投手:9回 被安打5 奪三振6 与四死球4 失点2 打者:4打数 0安打 0打点
習志野
投手:9回 被安打3 奪三振2 与四死球1 失点0 打者:4打数 3安打 4打点

【広島】
該当者なし

【阪神】
井上広大履正社
:2軍
星稜戦:4打数 0安打 0打点
及川雅貴横浜:2軍
明豊戦:4回 被安打5 奪三振6 与四死球5 失点5

【横浜DeNA】
森敬斗桐蔭学園
:2軍
啓新戦:4打数 3安打 1打点
東妻純平智辯和歌山:2軍
熊本西戦:5打数 2安打 4打点
啓新戦:5打数 0安打 0打点
明石商戦:3打数 2安打 0打点

【ジャイアンツ】
山瀬慎之助星稜
:2軍
履正社戦:4打数 3安打 1打点
習志野戦:4打数 1安打 0打点

 まずはヤクルトのドラフト1位・奥川。星稜の絶対エースとして昨春のセンバツでは、初戦の履正社戦で17奪三振の圧巻の投球を見せるなど大活躍。続く2回戦・習志野戦では10奪三振をマークするも、9回3失点で敗戦。それでも世代NO.1投手の実力をいかんなく発揮して甲子園を去った。

 奥川のチームメイト武岡は、3番・ショートで広島広陵戦に先発したが、内野安打の1本だけに抑えられ、初戦で敗れた。

 その奥川をリードした山瀬は5番・捕手で2試合に出場。初戦の履正社戦では3安打1打点で勝利に貢献。続く習志野戦でも1安打で通算.500の成績を残している。

 そんな星稜に選抜に敗れた履正社の4番で、阪神のドラフト2位・井上はノーヒット。最後は投手への併殺打で最後の打者となっている。また横浜のエースとして選抜に出場していた及川も2軍からスタート。初戦の明豊戦では先発するもコントロールがバラつき3回途中で降板。8回途中から再びマウンドに戻ったが、合わせて4回投げて被安打5失点5で敗戦している。

 横浜の森、東妻も2軍からキャンプスタート。
 昨春の選抜では桐蔭学園の主将として3番・ショートで出場した森。3安打1打点と打線を牽引したが、チームは3対5で啓新の前に敗れ去った。そして東妻は初戦の熊本西戦でホームランを含む2安打4打点の活躍。続く3回戦ではノーヒットに終わったが、準々決勝の明石商戦で2安打をマークした。

 最後は昨春の選抜優勝投手・石川。2軍で己を磨くこととなった石川だが、昨春の選抜の初戦・富岡西戦、打っては1安打2打点。投げては9回1失点完投。続く筑陽学園では7回2失点、準決勝の明石商戦では9回2失点完投とエースとしてゲームを作る。すると、決勝戦では2本のホームランを含む3安打4打点の大暴れ。ピッチングの方でも完封にシャットアウトして優勝に大きく貢献して見せた。

 昨春の選抜を盛り上げた選手たちが2軍キャンプとなったが、新人合同自主トレでは高い潜在能力を発揮している選手もいる。初めてのキャンプでわからないところもあるかとも思うが、それぞれのペースで走り切ってほしい。

(文=田中 裕毅

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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