10年間でプロ選手10名輩出 武蔵府中シニア出身のプロ野球選手の活躍
茂木栄五郎(楽天)
全国選抜野球大会、日本選手権大会、ジャイアンツカップとリトルシニアのチームが出場できる3つの全国大会すべてで優勝経験のある武蔵府中シニア。
2010年に南貴樹(浦和学院出身)がドラフト3位指名でソフトバンクホークスに指名を受けて入団すると、以降は立て続けに出身選手がプロ野球へと進んだ。この10年間で輩出したプロ野球選手は10名に達し、プロ野球界でも一大勢力となりつつある。今回は武蔵府中シニア出身でプロ野球に進んだ選手を紹介していき、現在の活躍も見ていきたい。
南貴樹(2010年ソフトバンク3位・浦和学院出身)
石川亮(2013年日本ハム8位・帝京出身)
茂木栄五郎(2015年楽天3位・桐蔭学園出身)
横尾俊建(2015年日本ハム6位・日大三出身)※リトル
長谷川潤(2015年巨人育成8位・成立学園出身)
郡拓也(2016年日本ハム7位・帝京出身)
坂本一将(2016年オリックス育成選手4位・浦和学院出身)
菅野剛士(2017年ロッテ4位・東海大相模出身)
笠井駿(2017年巨人育成3位・国士舘出身)
山野辺翔(2018年西武3位・桐蔭学園出身)
改めて見ると、実績のある選手も多いことに驚かされる。
まずこの中で、最も活躍を見せているのが楽天の茂木栄五郎だろう。昨年はレギュラーとして141試合に出場し、楽天の中心選手の一人になった。2020年はチームの顔として、優勝に導く活躍が求められる。
またロッテの菅野剛士、日本ハムで武蔵府中リトル出身の横尾俊建も1軍で出場機会を得ている。両名とも2020年はレギュラー獲得に向けて勝負の年となり、どんな活躍を見せるのか注目だ。
昨年はルーキーながら1軍で9試合に出場した山野辺翔も、2020年は更に出場機会を増やしていきたいところ。2019年はイースタンリーグの盗塁王を獲得しており、自慢の快足と安定した守備力を前面に出していきたい。
またアマチュア野球にも、東海大相模の大砲・山村崇嘉など将来プロ入りが期待される選手がいる。これからも武蔵府シニアのOBの活躍に目が離せない。
(記事=栗崎 祐太朗)
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