150キロ右腕・森木大智(高知)は東海大相模打線と対戦して、何が課題になったのか?
11月16日に行われた東海大相模戦で先発のマウンドに上がった森木大智。強力打線・東海大相模と対戦しどう感じたのでしょうか?
2018年、中学3年生で、軟式野球で最速150キロをマークし、お茶の間で話題となった森木大智(高知)。4月の公式戦デビューから注目され、夏は背番号1でベンチ入りし、150キロ近い速球と多彩な変化球を投げ、周囲を驚かせた。
しかし8月中旬に右ひじの違和感を訴えて約1ヶ月ノースロー調整。秋の県大会は打者1人のみの登板に終わった。
その後、森木は11月16日に行われた東海大相模との招待試合に先発。初回に3点を失い、6回、106球を投げ、6安打4失点でマウンドを降りた。
久々の先発マウンドに森木は「負けたくなかったので、勝つ気、攻める気持ちでいきました」
全体的な投球内容について、
「自分より力が上の打線でしたので、抑えるつもりだったんですけど、自分の力を出せなかったところが自分の弱さだと思います」
と悔やんだ。それでも2回以降は粘り強く抑えた。
「先頭打者を出してしまいましたが、走者を出しても、守備の良いプレーもありましたが、落ち着いてできたのはよかったです。
真っすぐはそんなに打たれてなかったので、コントロール、スタミナなどを鍛えていけば、通用すると思いますので、冬に鍛えていきたいと思います。」
対戦した東海大相模の打者からは「ストレートも速く、スライダーの曲がりも大きい」と絶賛する声もあった。
最後のこの冬の課題を語った。
「やはり下半身が大事なので、この冬は徹底的に強化して、技術的な課題はたくさんありますが、1つ1つずつ丁寧にやっていきたいと思います」
高校野球を1年やってみて自分の課題も明確になった森木。この1年は心技体を万全にして、甲子園出場を果たし、東海大相模といった全国レベルの強力打線を抑え、日本一の投手を目指していく。
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