原口文仁、梅野隆太郎、嶺井博希ら捕手豊作な1991年世代!現役捕手は7名がプレー!
原口文仁(阪神)
2019年、大腸がんから復活を果たし、セ・リーグ特別賞を受賞した原口文仁(阪神 帝京出身)の復活劇は大きな感動を呼んだ。
原口は1991年世代。この世代はなんと12名の捕手がNPBの世界に飛び込んだ。
原口 文仁(帝京-阪神)2009年ドラフト6位
木下 拓哉(高知-法政大-トヨタ自動車-中日)2015年ドラフト3位
河野 元貴(九州国際大付-元巨人)2009年育成ドラフト2位
梅野 隆太郎(福岡工大城東ー福岡大ー阪神)2013年ドラフト4位
小関 翔太(東筑紫学園-東北楽天-日本製鉄かずさマジック)2009年ドラフト3位
嶺井 博希(沖縄尚学-亜細亜大-横浜DeNA)2013年ドラフト3位
桂 依央利(太成学院大高-大商大-中日ドラゴンズ)2013年ドラフト3位
吉田 裕太(日大三-立正大-千葉ロッテ)2013年ドラフト2位
大村 孟(東筑 – 福岡教育大 – 九州三菱自動車 – BC石川-東京ヤクルト) 2016年育成ドラフト1位
松崎啄也(作新学院-作新学院大-日本製紙石巻-元読売ジャイアンツ)2015年ドラフト8位
鬼屋敷 正人(近大高専-元巨人)2009年ドラフト2位
中村 亘佑(横浜商大高-元広島)2009年育成ドラフト2位
現役でプレーしているのは、7名。一軍出場がある選手は9名。プロ野球の捕手というのはほかのポジションに比べてパイが少ない狭き門。その中で同世代の選手がこれほどプレーしているのは驚かされる。
この世代の出世頭は、梅野 隆太郎。福岡大時代は大学生捕手の中でも打てる捕手として評価され、大学日本代表代表選出。プロ1年目は92試合に出場し、7本塁打と打てる捕手として存在感を示し、2019年は129試合に出場し、自己最多の9本塁打59打点を記録。2年連続のゴールデングラブ賞を獲得している。
また嶺井 博希も、50試合以上シーズンが4年あり、ベイスターズには欠かせない捕手へ成長した。
復活劇を果たした原口は自己最多の106試合出場した2016年と同程度の出場機会を確保するには、原口にはない強みを発揮することが問われる。
1991年生まれは今年で29歳。現役引退している選手も多くなっている中、30代でも第一線で活躍し続けるには重要なシーズンとなるだろう。果たして、2020年はどんな活躍を見せるか注目していきたい。
(記事=河嶋 宗一)
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