News

成功率86.6%を誇る快足強打の西川遥輝! 盗塁の極意は慎重かつ大胆な考えにあった

2019.11.28

成功率86.6%を誇る快足強打の西川遥輝! 盗塁の極意は慎重かつ大胆な考えにあった | 高校野球ドットコム
西川遥輝

 北海道日本ハムファイターズが誇るスピードスター・西川遥輝。俊足を生かした華麗なプレーと甘いマスクで多くファンを魅了し続ける西川が契約更改して、現状維持の2億円(推定)と報じられた。それと同時に、来季は新主将に就任すること、そしてポスティングでメジャー挑戦への意向を示した。

 西川は高校時代は智弁和歌山出身の27歳。1年生の夏からベンチ入りを果たして、甲子園のグラウンドに立つ。その後は春1回、夏2回と3年間で4度の甲子園出場を果たし、ファイターズにドラフト2位指名でプロ入りを果たす。

 今年で9年目を終えたが、これまで3度の盗塁王と2度のベストナイン。そして今年で3年連続3回目となったゴールデングラブ賞を獲得するなど、球界を代表する外野手。最大の武器は冒頭でもふれたように走塁。プロ9年目を終えて積み重ねてきた盗塁数は245で、通算の盗塁成功率は驚異の86.6%をマーク。現役選手通算記録において全体の2位という成績である。

 以前のインタビューでは「常に盗塁をするつもりでいて、スタートも切ります。その中で100%セーフになると思えた時だけ、そのまま行くという感じ」だと西川は語った。その自信を持てるように練習を重ねていることはもちろんだが、確立された技術というのも必要だ。

 なかでもスタートに関しては西川なりのこだわりがあった。
 「6割か7割くらい右足の方に重心を乗せて、動き出すときは右足を体の軸の下に一度戻します。そこを左足が追い越していく形でスタートを切ります。その時に注意したいのが、少しゆとりというか、軟らかさを持って、流れるようにして一歩目を切るようにしています」

 主将として迎えるプロ10年目の節目の年。2016年以来のペナント制覇、そして日本一を置き土産にメジャーへ羽ばたけるか。西川の足に注目だ。

関連記事
西川 遥輝選手(智辯和歌山-北海道日本ハムファイターズ)「あいつはまだまだこんなものではない」
北海道日本ハムファイターズ 西川 遥輝選手「根拠あるプレーを魅せるための準備力」
黒川史陽(智辯和歌山)「驚異の勝負強さで選抜準優勝に貢献!目指すは西川遥輝」

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.18

【秋田】明桜がサヨナラ、鹿角は逆転勝ちで8強進出、夏のシードを獲得<春季大会>

2024.05.19

【東海】中京大中京がコールド勝ちで17年ぶり、菰野は激戦を制して23年ぶりの決勝進出<春季地区大会>

2024.05.18

【岩手】一関二、盛岡誠桜などが初戦を突破<春季大会>

2024.05.18

【長崎】長崎西、島原中央などが初戦を突破<NHK杯地区予選>

2024.05.18

【関東】昌平・山根が2発5打点、東海大相模・4番金本が2ランなどで初戦を快勝、東海大菅生は山梨学院を完封<春季地区大会>

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.13

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在29地区が決定、愛媛の第1シードは松山商

2024.05.17

「野球部や高校部活動で、”民主主義”を実践するには?」――教育者・工藤勇一さん【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.5】

2024.05.14

大阪体育大の新入生に兵庫大会8強の145キロ右腕、金光大阪の1番センター、近大附の4番打者など関西地区の主力が入部!

2024.05.16

【宮城】仙台一、東北、柴田、東陵がコールド発進<春季県大会>

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?