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高校時代は中日・藤嶋とチームメイト 東海大・松山仁彦が最終学年での巻き返しを誓う

2019.11.20

高校時代は中日・藤嶋とチームメイト 東海大・松山仁彦が最終学年での巻き返しを誓う | 高校野球ドットコム
松山仁彦(東海大)

 11月19日、明治神宮大会準決勝では関西大学が東海大学を破り、決勝進出を決めた。試合は延長タイブレークに突入し、東海大はリリーフエースの松山仁彦を投入したが、関西大の8番・坂之下晴人にレフトオーバータイムリーを浴びるなど10回に勝ち越しを許し、準決勝で姿を消すこととなった。

 延長10回からリリーフのマウンドに上がった松山は、試合後には「悔しいです」と唇を噛み、最上級生となる新チームでの巻き返しを誓った。

 東邦高校時代は中日ドラゴンズの藤嶋健人とチームメイトで、松山の投手としての位置づけは2番手投手であった。打撃にも定評があったが大学では投手一本に絞り、主にリリーフとして活躍を見せ始めた。

 松山は、大学での一番の成長は「気持ち」の面であると語った。
 「強い気持ちを持って投げることを安藤監督にずっと言われてきました。強い気持ちで、しっかり腕を振って投げれるようになったことが一番の成長だと思います」

 2回戦の中央大学戦では3回途中からマウンドに登り、6回3分の2を投げて5安打無死点と完璧なロングリリーフをこなした。ここで松山は「とにかく腕を強く振ることを意識した」と試合後に語り、好投の要因に繋がったことを明かす。

 今大会はエースの山崎伊織が怪我で出場ができなかった中で、獅子奮迅の活躍を見せた松山。新チームでも山崎や頭角を現した2年生右腕・宮路悠良と共に活躍が期待される。

 「この経験をしっかりと活かして、来年は日本一を取れるように頑張りたいと思います」
 今大会では、他にも2,3年生の投手が全国の舞台を経験できた。この経験を糧に、「首都の横綱」が来年どんな活躍を見せるのか注目だ。

(文=栗崎 祐太朗

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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