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4年前に準優勝を経験した郡司裕也と勝俣翔貴 今秋のドラフト注目選手としてライバルたちに追いつけるのか

2019.09.16

4年前に準優勝を経験した郡司裕也と勝俣翔貴 今秋のドラフト注目選手としてライバルたちに追いつけるのか | 高校野球ドットコム
郡司裕也と勝俣翔貴

 今年のドラフト会議では高校生だけではなく、大学生も力を持った選手が数多くいる。森下暢仁海野隆司。さらに柳町達安本竜二などの大学日本代表は既にプロ志望届提出している。その中には郡司裕也勝俣翔貴もプロ志望届を提出した。

 2人とも大学日本代表に選出された経験を持つが、高校時代にも代表に選出されている。当時はプロへ進んだ小笠原慎之介高橋純平といった投手陣。さらに野手ではオコエ瑠偉平沢大河、そして当時1年生の清宮幸太郎がいた。

 そのメンバーたちともに第27回 WBSC U-18ベースボールワールドカップでは準優勝。全9試合を戦い、勝俣は2戦目のアメリカ戦を除いて全試合に出場。主に3番などの中軸に座り、打線を牽引。通算22打数12安打12打点。4戦目のチェコ戦では5打点をマークするなど、木製バットへの高い対応力をプレーで示した。

 一方、現在は大学球界屈指の捕手として注目される郡司は苦しんだ。
 この年の甲子園準優勝チームのキャッチャーとして、同チームの平沢や佐藤世那とともにメンバー入り。だが、大会では途中出場が多く佐藤が先発する際はマスクを被るケースが多かった。また木製バットに対しても苦しみ、18打席で12打数2安打と結果を残すことはできなかった。

 しかしキャッチャーとしては投手陣を引っ張り、準優勝に貢献した。

 あれから4年、勝俣と郡司はそれぞれ大学で己を磨き、今秋のドラフトでは注目選手として期待を寄せられる。彼ら2人に吉報は届くのか。そして、4年前に一足先にプロへ飛び込んだライバルたちに追いつけるのか。その瞬間が訪れることを待っていたい。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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