佐々木、奥川はどうなる? 高校生投手の初回入札となれば3年ぶり、抽選なら4年ぶり!
奥川恭伸と佐々木朗希
ドラフト会議まで残り1ヶ月ほどとなった。今年は大船渡高校の佐々木朗希、星稜高校の奥川恭伸と高校生投手に大きな注目が集まっている。ふたりがプロ志望届を提出すれば、1位で入札されることはまず間違いないだろう。
さて高校生投手への初回入札となれば、それはいつ以来となるのだろうか。
ここ2年は高校生野手が人気
昨年のドラフト会議では根尾昂(大阪桐蔭高校→中日)、藤原恭大(大阪桐蔭高校→ロッテ)、小園海斗(報徳学園高校→広島)と高校生野手に合計11球団が入札している。そのため高校生投手への初回入札は0。ハズレ1位で初めて高校生投手の吉田輝星(金足農業高→日本ハム)に入札があった。
2年前の2017年は清宮幸太郎(早稲田実業学校→日本ハム)に人気が集中。高校生野手としては史上最多の7球団が競合した。その他の高校生では中村奨成(広島広陵高校→広島)が2球団の競合となり、高校生投手への初回入札はなかった。2回目、3回目の入札でも高校生投手の名前は読み上げられず。ようやく4回目に吉住晴斗(鶴岡東高校→ソフトバンク)へ入札があった。
このように、ここ2年は高校生の野手が人気を集めており、高校生投手への初回入札はなかったのである。
2016年は藤平尚真(横浜高校→楽天)、寺島成輝(履正社高校→ヤクルト)、今井達也(作新学院高校→西武)と3人の高校生投手が、初回で単独入札され入団に至っている。また、2回抽選を外した日本ハムが3度目の入札で堀瑞輝(広島新庄高校)を指名した。
今年、高校生投手への初回入札があれば、2016年のドラフト会議以来、3年ぶりのこととなるのである。
仮に複数球団による入札で抽選となれば、それは2015年に3球団競合となった高橋純平(県岐阜商業高校→ソフトバンク)以来4年ぶり。
また、複数人の高校生投手が抽選となれば、2012年以来7年ぶりとなる。この年は藤浪晋太郎(大阪桐蔭高校→阪神)に4球団、森雄大(東福岡高校→楽天)に2球団の初回入札があった。
はたして佐々木と奥川にはどれだけの入札が集まるのだろうか。それとも大どんでん返しがあるのだろうか。
(記事=勝田聡)
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