ミスから勝ち越しを許す 日本代表が2点を追いかけて後半戦へ【チャイニーズタイペイ戦 5回の攻防】
永田監督はマウンドにより選手に声をかける
9月2日。WBSC U-18ワールドカップ第4戦目、チャイニーズタイペイとの試合に望む侍ジャパンU-18日本代表。
まず一死から2番武岡龍世は四球。さらに二死から盗塁を仕掛け、二塁を陥れたところで4番石川昂弥の左前適時打で1点を先制する。
援護点をもらった先発の宮城大弥は雨が降る中、落ち着いたマウンド捌きを見せる。先頭打者を内野安打の出塁を許すが、バントフライ、併殺に打ち取り、危なげない立ち上がりを見せた。
続く2回、日本代表の攻撃は三者凡退。マウンドの宮城はこの回は強度を上げ、雨で握りにくい中でも140キロを連発。二死から二塁打を打たれたが、後続を抑え三者凡退。日本リードのまま試合は進む。
しかし三者凡退で迎えた3回裏、先頭打者に安打を許し、一死からヒットエンドラン。打球は右前安打。一死一、三塁。一塁走者が飛び出す間に、三塁走者が生還。チャイニーズタイペイに追い付かれて同点となる。
その後4回は一死から4番石川がフェンス直撃の二塁打を放つが、走塁ミスもあり、無得点。マウンドの宮城は毎回走者を出すが、後続を抑える粘り強い投球を続ける。
早く援護してやりたいが、5回も王を打ち崩せず無得点。すると直後の守備、守備のミスで一死二、三塁のピンチ。その後、二死二、三塁とするが、3番羅暐捷に左中間を破る適時二塁打を打たれ、2点を勝ち越される。
宮城はこの回途中で降板。2番手のマウンドに登ったのは西純矢(創志学園)。アメリカ戦でも好投見せた西は後続を抑え、追加点を阻止して1対3で前半を折り返す。
1番センター・森 敬斗(桐蔭学園)
2番サード・武岡龍世(八戸学院光星)
3番ファースト・韮澤雄也(花咲徳栄)
4番DH・石川昂弥(東邦)
5番レフト・遠藤成(東海大相模)
6番ショート・熊田 任洋(東邦)
7番セカンド・坂下翔馬(智辯学園)
8番ライト・横山 陽樹(作新学院)
9番キャッチャー・山瀬慎之助(星稜)
先発・宮城 大弥(興南)
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