神奈川も遂にクライマックス!東海大相模と日大藤沢の戦いの行方は?
日大藤沢の武冨陸(左)と東海大相模の西川僚祐(右)
第101回全国高校野球選手権神奈川大会も、いよいよクライマックスを迎える。今年は東海大相模と日大藤沢の対戦となった。
優勝候補筆頭と呼ばれる中で勝ち上がってきた東海大相模は、投打共にタレントが揃っており、ここまでも優勝候補の名に恥じない戦いを見せてきた。
準々決勝では山村崇嘉、準決勝では西川僚祐と鵜沼魁斗に本塁打が飛び出すなど打線も好調を維持している。その破壊力に、チームカラーとも言える攻めの機動力も絡め、積極的な試合運びを見せたいところだ。
対する日大藤沢は、エース左腕の武冨陸が獅子奮迅の活躍を見せている。常時130キロ台後半、勝負どころでは140キロ台中盤の速球を投げ込み、キレも抜群だ。
打線も核弾頭の牧原巧汰が、今大会3本塁打を放つなど、軸となるべき選手がここまでチームを引っ張っている。個々の能力では東海大相模には劣るが、先手先手の攻撃で試合の主導権を握っていきたい。
勝負のポイントになるのは、日大藤沢のエース・武冨の出来だろう。27日の準決勝で完投勝利を挙げた武冨は、明日登板すれば連投になる。疲労が残る中で、どこまで強打の東海大相模打線と対峙できるか気になるところだ。
そしてもし、武冨が普段通りの通りの投球ができるのであれば、勝負は後半までもつれるだろう。
巨大戦艦を前に、武冨がどんな投球を見せるのか注目していきたい。
文・栗崎 祐太朗