高鍋(宮崎)「走攻守すべてで攻める夏にして、決めるぞ甲子園!」
招待試合では選抜出場校を撃破!
高鍋(宮崎)の集合写真
■ラグビー部と野球部が全国大会で実績を残す
宮崎県児湯郡高鍋町に所在する宮崎県立高鍋高等学校。卒業生の今井美樹の存在感にまず目が行くが、ラグビー部と野球部が実績を残してきた学校であることも見逃せない。
ラグビー部は、花園への出場が計18回を数え、第61回全国高等学校ラグビーフットボール大会ではベスト4まで進んだ実績がある。
また野球部も、昭和29年に夏の甲子園に県勢初出場を果たして以来、夏6回、春4回の計10回の甲子園出場を果たしている。またプロ野球選手も12名を輩出しており、宮崎県内において一時代を築いた。
■公立高校としては最高レベルの練習環境
現在は3年生17名、2年生23名、1年生24名の計64名で活動を行っており、1998年の選抜以来の甲子園出場を目指して練習に励んでいる。
特筆すべきは練習環境だ。高鍋高校野球部は、公式戦でも使用される[stadium]MASUDAスタジアム[/stadium]で練習を行っており、公立高校としては最高レベルの練習環境と言える。また[stadium]MASUDAスタジアム[/stadium]は、甲子園と同じ広さであることも特徴で、常に甲子園を意識した中で練習に取り組んでいる。
主将の市川翔登
■秋はベスト8、1年生大会では優勝を飾る
今年のチームは、「強力打線、チームワーク、攻撃的な走塁」の3つの特徴を持ち、甲子園で勝利を挙げることを目標に置いている。新チームがスタートした際には、「一人ひとりが心技体の面で最高に成長する」ことをテーマに掲げ、秋季宮崎県大会ではベスト8、また1年生大会では見事優勝を果たし、春に向けて大きな期待が持てる結果を残した。
■春はベスト4に進出し、招待試合では桐蔭学園も撃破
オフシーズンのトレーニングでは、スピードとパワーを重視する中で、同時に丁寧さも追及してきた。
その成果は春以降の成績に如実に表れており、春季宮崎県大会では秋季大会を上回るベスト4進出、また5月に行われた宮崎県高野連招待試合では、選抜出場校の桐蔭学園を相手に5対3で勝利した。桐蔭学園の撃破はチームにとって大きな自信となり、チーム状況は夏に向けて上り調子だ。
■この夏の注目選手!
ここまでチームを引っ張ってきたのは、比江島佑斗と大橋朋起の二人。比江島はほとんどの試合で先発し、エースとしてチームを牽引。また大橋も4番打者として、多くの試合で打点を稼いできた。
二人の活躍が、夏の甲子園出場への鍵を握っていると言っても過言ではない。
県予選で5連勝して甲子園に
副主将の大橋朋起
ここからは4番で副主将の大橋朋起選手と同じく副主将の蛯原智仁選手に話を伺いました!
Q.夏へ向けて見つかった課題を教えてください
大橋:安定した守備力が課題です。
蛯原:打席の中で良い精神状態で打てるようにすることです。
Q.ここまで振り返って、高校野球で一番の思い出を教えてください
大橋:日々の練習全てです。
蛯原:宮崎県高野連招待試合で選抜出場校を相手に、高鍋高校の野球をして勝てたことです。
Q.応援する方々へ自分のここを見てほしい、というアピールポイントを教えてください!
大橋:どんな時でもフルスイングを貫く姿勢を見て欲しいです。
蛯原:とにかく明るく元気に野球をしている姿を見て欲しいです。
副主将の蛯原智仁
Q.このチームの好きなところは、または他のチームに負けていないところはどんなところですか?
大橋:打線の強さはどのチームにも負けていません。
蛯原:打ち勝つ野球に加えて、全員が声を出して盛り上がってプレーするところです。
Q.この夏はこういう夏にしたい!というのを教えてください
大橋:「走・攻・守」すべてで攻める夏にしたいです!
蛯原:県予選で5連勝して甲子園に行き、”熱い”夏にしたいです!
大橋選手、蛯原選手ありがとうございました。
夏に向けて粘り強いチームを目指す
ここから高鍋の山本一夫監督にお話を伺いました!
Q. 今年のチームは結成時から夏に向けてどんなチームを目指しましたか
全員がファーストストライクから振り切ることが出来るチームを作り上げてきました。また夏に向けては粘り強いチームを目指しており、学年を越えたチームワークの良さがこのチームの強みです。
Q. 最後の夏に燃える3年生や部員たち皆様へのメッセージをお願いします
ベンチに入れる力あっても、入れなかった仲間の気持ちを勇気や覚悟に変えて、決めるぞ甲子園!
山本一夫監督、そして高鍋高校野球部の皆さんありがとうございました!
(文=栗崎祐太朗)
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