Column

日高中津(和歌山)「史上最弱からの逆襲へ!優勝して全員で泣きたい」

2019.06.28

新チーム結成時には「史上最弱」と言われる


試合の様子

■これまで5名のプロ野球選手を輩出

 和歌山県立日高高等学校中津分校は、和歌山県日高郡日高川町に所在する和歌山県立日高高等学校の分校である。
 野球部は、これまで5名のプロ野球選手を輩出した県内の名門であり、現役選手では東北楽天ゴールデンイーグルスで濱矢廣大投手が活躍集だ。

■「甲子園で1勝」をチーム目標に

 現在は、3年生16名、2年生18名、1年生20名の計52名で活動している。専用グランドを有しており、恵まれた環境の中で練習が出来ている。
 今年のチームは「積極的な走塁、守備の粘り強さ、精神力」の3つをウリにしており、「甲子園で1勝」をチーム目標に掲げて日々練習に取り組んでいる。

■史上最弱と言われていた

 新チームがスタートした時には史上最弱と言われており、学生コーチの原仁成は「見返してやろうと思った」と当時を振り返る。
 新人戦では、和歌山東に0対8のコールド負けを喫して、非常に悔しい負けを経験。秋季和歌山県大会でも2回戦で敗退し、冬のトレーニングでは体を大きくすることをテーマに取り組んだ。

■春季県大会ではベスト8進出!

 冬場のトレーニングの成果もあり、春季和歌山県大会ではベスト8進出を果たした。春休みには、格上のチームとの6連戦の練習試合も経験したことも、大きくプラスに働いた。
 現在は夏の大会へ向けて、粘り強く戦っていくことをテーマに練習に取り組んでいる。学生コーチの原は「忘れることのない夏にしたい」と意気込みを語る。

■ここまで活躍を見せた選手と夏のキーマンは?!

 今年のチームで、ここまで際立った活躍をみせてきたのは杉浦玲吏だ。杉浦は何といっても長打力が持ち味であり、打線の中心として活躍してきた。
 また、この夏のキーマンには古久保勝星の名前が挙がる。彼らの活躍がチームの浮沈を握っている。

[page_break:後半の集中力、得点力が課題]

後半の集中力、得点力が課題


試合の様子

ここからは日高中津田中奨真主将と杉浦玲吏副主将に話を伺います!

Q.夏へ向けて見つかった課題を教えてください

田中:後半になって集中力が保てなくなるので、そこを課題にして練習に取り組んでいます。
杉浦:後半での得点力があまりないことです。

Q.ここまで振り返って、高校野球で一番の思い出を教えてください

田中:春の大会でベスト8に進出したことです!
杉浦:自分も春の大会でベスト8に進出したことです!

Q.応援する方々へ自分のここを見てほしい、というアピールポイントを教えてください!

田中:キャプテンなのでチーム全体を引っ張るところを見て欲しいです!
杉浦:自分の持ち味は打撃力なので、打撃を見て欲しいです!

Q.このチームの好きなところは、または他のチームに負けていないところはどんなところですか?

田中:全員が誰にでも思ったことをすぐ言えて、団結力があるところです!
杉浦:負けていてもあきらめない気持ちです!

Q.この夏に向けた熱い意気込みをお願いします!

田中:優勝して、全員で泣きたいと思います!
杉浦:全員野球で優勝して、甲子園に行きたいです!

田中主将と杉浦副主将、日高中津野球部の皆さん、ありがとうございました!

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今年も大好評!
【僕らの熱い夏 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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