山形城北(山形)「泥臭いプレーでお互いを認め合い、支え合い、高め合うチームに」
泥臭いプレーで掴んだ秋季東北大会出場
山形城北の集合写真
■2002年に男女共学校となり、2016年には創立90周年を迎える
山形県山形市肴町に学校を構える山形城北高等学校。2002年までは女子高であったが、共学になると同時に学校名も現在の山形城北に変更となり、2016年には学園として創立90周年を迎えた。
卒業生には、タレントの橋本マナミさんや女子プロレスラーの井上京子さんなどがおり、個性豊かな人材を輩出している。
■練習グランドまでの移動はできるだけ早く
野球部は現在、1年生27名、2年生19名、3年生18名の合計64名で活動しており、夏の県制覇(甲子園出場)を目指して日々練習に取り組んでいる。
校舎から練習グランドまでは自転車で30分かかるため、選手たちは移動をできるだけ早くするように心掛けている。
■泥臭いプレーで東北大会出場を果たす
そんな山形城北野球部の今年のチームのウリと言えば、「終盤の勝負強さ」、「全員で守り切る守備」、「泥臭く、粘り強くプレーするところ」の3点だ。
特に新チームがスタートした当初は、能力は前チームの先輩方と比べると劣っていると全員が感じていたため、泥臭く粘り強くプレーすることをテーマに掲げた。その結果、春季大会に続いて秋季大会でも東北大会への出場を果たし、目標を一つクリアすることが出来た。
■夏への意気込み
現在は、夏の大会へ向けて、劣勢な状況でも諦めず終盤勝負にもっていけるような雰囲気づくりを意識して練習している。チームをまとめる主将の足達歩(あだち・あゆむ)は、「山形で一番長い最高の「夏」にしたいです」と強く話し、最後の夏に向けて意気込みを口にした。
■この夏、注目の選手は?!
山形城北の注目選手と言えば、加藤太晟(かとう・たいせい)の名前が挙がる。加藤は肩が強さや守備範囲も広さを武器に、これまで幾度となくチームを救い、また打撃でも勝負強いバッティングでチームの勝利に貢献してきた。この夏の加藤の活躍が、チームの浮沈を握っている。
[page_break:毎年年末にはチーム全員で35キロを走り切る!]毎年年末にはチーム全員で35キロを走り切る!
主将の足達歩(山形城北)
ここからは副主将の鈴木晴也とエースである須藤翼に話を伺いました!
Q.夏へ向けて見つかった課題を教えてください
鈴木:「点差が離れた時の油断」と「大事なところでの得点力」が課題です。
須藤:制球力が課題だと感じています。
Q.ここまで振り返って、高校野球で一番の思い出を教えてください
鈴木:昨年の春季東北大会で、花巻東高校に勝ったことです!
須藤:毎年年末にチーム全員で約35キロ(グラウンドから決勝の舞台、[stadium]荘内銀行・日新製薬スタジアム[/stadium]までの往復)を走ることです。
Q.応援する方々へ自分のここを見てほしい、というアピールポイントを教えてください!
鈴木:最後まで全力プレーする姿と体格を見てください!
須藤:長打力と攻守交替の時の全力疾走です!
Q.このチームの好きなところは、または他のチームに負けていないところはどんなところですか?
鈴木:雰囲気がいいところです!
須藤:試合前アップ時のチームの雰囲気が好きです!
Q.この夏に向けた熱い意気込みをお願いします!
鈴木:山形城北高校の歴史を塗り替え、全国で戦う夏にします!
須藤:チーム全員で一戦一戦粘り強く戦って、[stadium]甲子園[/stadium]に出場したいと思います!
鈴木副主将と須藤投手、ありがとうございました!
最後の最後まで自分を信じて戦い抜こう!
ここから山形城北高校の増井文夫監督に話を伺いました。
Q. 今年のチームは結成時から夏に向けてどんなチームを目指しましたか
飛びぬけた選手がいるわけではないので、それぞれの立場をわきまえしっかりとその役割を果たすようにチーム作りをしてきました。その結果、お互いを認め合い、支え合い、高め合うチームになったことが強みです。
Q. 最後の夏に燃える3年生や部員たち皆様へのメッセージをお願いします
今年度のチームスローガン~諦めることを諦めろ!~最後の最後まで自分を信じて、仲間を信じて戦い抜こう!
増井監督、そして山形城北高校のみなさんありがとうございました!
今年も大好評!
【僕らの熱い夏 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!