12連敗!?選抜後勝てずに苦しんだ熊本西が九州大会で躍動!
春季九州大会3日目。
準々決勝が行われ、ファイナルフォー(ベスト4)が出そろいました。
公立高校では選抜大会に21世紀枠で出場した熊本西は唯一の準決勝進出です。準々決勝では2-1で大分工に競り勝ちました。
前日の2回戦終了後には、球場を移動して、同じ熊本県の球磨工を応援。
横手文彦監督は、「21世紀枠はチーム熊本として選んでいただいたと思っています。球磨工さんも同じ県立で監督、部長も仲良くさせていただいていますので、応援したかった」と前日の友情応援を振り返りました。
この日は球磨工が全員で駆けつけ、一緒に応援して盛り上がり、チーム熊本を感じる雰囲気でした。
熊本西は選抜での智辯和歌山戦を終えた後、練習試合では12連敗をして、九州大会の直前にやっと1勝できたそうです。横手監督からは「[stadium]甲子園[/stadium]から帰ってきたら勝てない時期が絶対に来る」と言われていたナイン。練習試合とはいえ、勝てないことは苦しい心境になりますが、霜上幸太郎主将は「そう言ってもらっていたので、落ち込むことはなかった。でも練習試合とはいえ、負けたら悔しい」と話します。
九州直前の練習試合(千原台戦)が良い勝ち方だったそうで、「そこから上がってきた」と九州大会で初のベスト4の要因を話しました。
選抜の経験、その後の練習試合の苦境を経て、九州初のベスト4に進出した熊本西。準決勝での戦いも楽しみですね!
(文=松倉雄太)