2019年度の関西地区の中学生を代表する左腕・谷口勇人(京田辺ボーイズ)「今度はジャイアンツカップを目指す!」
タイガースカップでの谷口勇人(京田辺ボーイズ)
12月1日(土)、2日(日)、8日(土)の3日間に渡り、阪神甲子園球場にて開催された第14回タイガースカップ2018。今回はそんなタイガーズカップで、投打で大器の片鱗を見せた京田辺ボーイズの谷口勇人を紹介する。
左投げ左打ちの谷口は京田辺ボーイズの4番でエースを務めており、まさにチームの大黒柱と呼べる存在だ。打者としては、根尾昂のように自分の間でしっかりとフルスイングできることが特徴で、準決勝の紀州由良シニア戦では先制打を放つ活躍を見せた。
また、投手としての能力も高い。一言で言えば、フォームのバランスが抜群に良いということだ。下半身のからの連動に始まり、テークバックからトップへの腕の引き上げやフォロースルーに至るまで、無駄が一切なくスムーズな投球が出来ている。
タイガースカップは惜しくも準決勝で敗れ優勝を逃したが、甲子園のマウンドを踏めた経験は大きなものであったと谷口は語る。
「憧れの場所だったので、楽しくプレーできたと思います。高校野球では、自分に合った高校に進学して、またこの甲子園のマウンドに立ちたいと思います」
タイガースカップでの谷口勇人(京田辺ボーイズ)
また、関東地区にある強豪校の関係者によれば、関西地区の強豪校の中にはすでに谷口へと触手を伸ばしている学校もあるという。
「あのくらいのレベルになると、関西の強豪校はこぞって声をかけると思います。今年の選手の中ではトップクラスですね」
高校野球の関係者からも熱い視線を浴びる谷口だが、最後に最終学年となる2019年の意気込みを語った。
「今はジャイアンツカップ目指して頑張っているので、そこでテッペンとれるように頑張っていきたいです。個人としては、根尾選手のように守備も出来て、バッティングも出来るようになりたいので、真似できるようにしていきたいと思います」
関西地区では、その存在を知る方も多いであろう谷口だが、全国区の知名度となるか注目だ。
文:栗崎 祐太朗
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