平成は、私立高校全盛の時代、新たな元号とともにどう変わるのか?
昨日(14日)行われた第97回全国高等学校サッカー選手権大会は、青森山田が3対1で流通経済大柏を破り2年ぶりの優勝を果たしました。決勝を戦った選手、関係者の皆さん、お疲れさまでした。
これで、年末年始の高校スポーツ全国大会は一区切り。3年生の中には今週末の19日(土)と20日(日)の大学入試センター試験に臨む方も多くいます。悔いのないように頑張ってくださいね!
さて、年末年始の高校スポーツ全国大会と夏の甲子園の優勝校を下記に並べてみました。
野球とラグビーの大阪桐蔭のほか、バレーの洛南(男子)、金蘭会(女子)と近畿勢が好調だったことがわかります。また、高校サッカー女子の星槎国際湘南は、創部5年で、関東地区第3代表から頂点に上りつめました。
もう一つ顕著なのが、下記の8校全てが私立高校だということです。
昭和最後の年となった昭和63年度を見ると、夏の高校野球の優勝校は県立広島商業。ベスト4に県立沖縄水産と浦和市立と公立勢が4分の3を占めます。
同じくラグビーは大阪工大高(現:常翔学園)と茗溪学園の私立2校が優勝しましたが、ベスト4には府立淀川工業と県立相模台工業が勝ち進んでいます。さらにサッカーは清水市立商業が優勝し、市立船橋が準優勝。ベスト4に県立前橋商業が残り、ここでも4分の3が公立校です。
この3球技の今年度のベスト4の顔ぶれを見ると、野球の県立金足農業だけが公立校です。平成の30年間で、高校スポーツの多くが私立高校全盛の時代になったことと言えるのではないでしょうか。
今年4月30日で平成が終わり、新たな元号がスタートします。次の時代も私立高校の全盛が続くのか、それとも???どうなるのでしょうか。
(記事=松倉雄太)