松井秀喜氏に続け!星稜高校出身の現役選手達
2019年に入り、はやくも1週間以上が経過した。すなわち、プロ野球のキャンプインまで1ヶ月を切り、春の全国選抜高校野球(以下、春のセンバツ)までは2カ月あまりとなったことを意味する。その春のセンバツで注目を集めそうなのが、星稜高校の奥川恭伸だ。昨秋の明治神宮大会ではチームを準優勝に輝き、早い段階からプロも密着マークをしている「金の卵」候補でもある。
さて、星稜高校といえば高校時代から驚異のスラッガーとして活躍し、巨人そしてヤンキースなどMLBでも活躍した松井秀喜氏が有名だ。またその他には元サッカー日本代表の本田圭佑を輩出している名門校でもある。
どうしても、松井氏や本田のイメージが先行するが、その他にもプロ野球界で活躍する選手は多くいる。
2017年にブレイクした島内宏明
高校時代の岩下 大輝
2018年シーズンに最も結果を出した星稜高校OBは島内宏明(楽天)だろう。島内は星稜高校から明治大を経て2011年ドラフト6位で楽天へと入団する。2017年に初の全試合出場を果たし、ブレイク。2018年シーズンは故障もあり、103試合の出場に留まったが2年連続で2桁本塁打(11本)を達成しチームの中心選手に育った。
投手陣に目を向けると岩下大輝(ロッテ)も話題となった。2014年ドラフト3位でロッテ入りを果たした岩下は2018年シーズンにプロ初勝利をマーク。2019年はローテーションに入ることが期待されている。それだけではない。「岩下の新生姜」でお馴染みの岩下食品を球団スポンサーに結びつけている。今後の成長に期待がかかる逸材だ。
日本ハムの森山恵佑も星稜高校OBだ。専修大学を経て2016年ドラフト4位で日本ハム入り。2018年は一軍での出場機会はなかったが、ファームで9本塁打を放ち、大砲の片鱗を見せた。松井氏と同じく左の長距離砲候補だけに、この先が楽しみな存在でもある。
松井氏の実績と比較すると、霞んでしまうのは事実だが、同校OBには「あこがれの先輩」で終わらせずにこれからのステップアップを期待したい。
【2019年シーズン星稜高校OB選手】
<野手>
・島内宏明(楽天)
・森山恵佑(日本ハム)
・北村拓己(巨人)
<投手>
・高木京介(巨人)
・岩下大輝(ロッテ)
(記事=勝田聡)