関西国際大の145キロサイド・森國広太「社会人で腕を磨き、同世代に負けない投手に」
森國亮太(関西国際大)
関西国際大の145キロサイド・森國亮太「社会人で腕を磨き、同世代に負けない投手に」
9日から開幕した神宮大会。高校の部は札幌大谷が初出場初優勝を決めた。そして大学の部では準決勝が行われ、立正大が6回コールド勝ちを決め、決勝進出を決めた。
関西国際大の先発マウンドに登った森國広太(4年・岩国商)。しかし2回三分の1を投げて、被安打5、自責点2で降板。東都大学野球のレベルの高さを痛感した。森國は「ストレートの勢い自体は悪くなかったのですが、低めに投げようと思ったボールが高めに入ってしまい、相手は見逃してくれませんでした」
また、3番・小郷裕哉(4年・関西)、4番・伊藤裕季也(4年・日大三)に対しての印象を問われると、
「オーラがあった感じでした。インコースを投げようと思っても投げづらさを感じます。小郷選手については、高校時代に対戦経験があるので、自分も成長したと思うし、抑えてやろうと思ったんですが、まだまだ自分の実力が足りないと実感しました」
高校時代は右のアンダースローとして活躍。体を深く沈み込むフォームから125キロ前後の速球、スライダー、カーブ、シュートを投げ込む投手で、3年春には中国大会に進んで、準決勝進出を果たしている。関西国際大に入学したが、今の球速のままでは通用しないと自覚し、腕の振りの位置を上げた。結果として常時135キロ~140キロまで速くなり、スライダー、シュートを駆使する投手へ成長。今年の関西5リーグオールスター対抗戦では最速145キロを計測した。
左:岩国商時代のフォーム 右:現在のフォーム
卒業後は社会人野球で続ける予定だ。
「いずれはプロに行きたいですし、小郷、伊藤の両選手に勝負ができる投手になりたいです」
高校時代は技巧派でも、取り組み次第では145キロまで投げて、リーグ戦で活躍できる投手となることを教えてくれた森國。社会人では、同世代でプロ入りした投手に追いつく成長を見せたい。
■開催期間:2018年11月9日~11月14日
■試合日程・応援メッセージ
第49回 明治神宮野球大会
■トーナメント表