PLの名を消さない!最後の戦士・中川圭太(東洋大)が掲げる目標は「開幕一軍」!
胴上げされる中川圭太(東洋大)
PLの名を消さない!最後の戦士・中川圭太(東洋大)が掲げる目標は「開幕一軍」!
大阪で一時代を築いたPL学園。立浪和義、桑田真澄、現役を見れば前田健太、福留孝介、今江敏晃。そして今シーズン限りで現役を引退した松井稼頭央など名選手を輩出してきたが、現在は休部。PLの名は次第に薄れつつあるが、今年新たにPL出身者がプロの扉を開いた。
それが東洋大の中川圭太である。大学3年生の時は大学ジャパンに選出され、現在は東洋大の主将としてチームの春季リーグ戦の優勝に貢献した。その中川が地元大阪に拠点を持つオリックスバファローズに7位で指名された。
「4年前のことが頭をよぎりました。お願いしますという想いでした」と語った中川。PL学園時代にもプロ志望届を提出したが、まさかの指名漏れ。「周りのチームメイトが喜んでくれているのを見て嬉しかったです」と本人の口から出るように、4年越しの願いがやっと叶ったのだから嬉しさもひとしおだろう。
自身のセールスポイントを「広角に打てることとバットコントロール」だと語る中川。その中川は、「いてまえ打線の印象がある」と2001年の近鉄バファローズの強力打線の印象が、オリックスにあると語る。
そんなオリックスでプレーする中川が掲げる目標は、「開幕一軍」と堂々と名言。そのためにセールスポイントである、広角に打ち分けるバッティングとバットコントロールを武器にプロへ挑戦する。
ここまでの強い覚悟には、ある理由がある。それはPL学園の名を残すためである。PL学園最後の戦士としてPLの看板を背負って戦い続け、その名をいつまでも残し続けたいと中川には強い意志があるのだ。
だからこそ息の長い選手になりたいと宣言した中川。母校復活のため、彼のプロ野球選手としての第一歩は今日から始まる。
取材=編集部
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