近畿大会決勝は大阪桐蔭OBのあの選手も観戦
春季近畿地区高校野球大会は決勝が行われました。
大阪桐蔭の西谷浩一監督は、いつものように試合後のスタンドの挨拶が終わると、そのまま選手を集めてミーティングをしました。ここでは、「いよいよ夏が始まるぞ」と話したそうです。春季大会が終わり、今週末(9日と10日)は愛知県高校野球連盟、来週末(16日と17日)は香川県高校野球連盟主催の招待試合に出場します。
さて、決勝には、先日も少し取り上げた4年前の優勝キャプテン・中村誠選手(日本体育大学野球部4年)が後輩たちの戦いを見守っていました。6月3日(土)で教育実習が終わり、今日(5日)に大学に戻るそうです。「教育実習はどうでしたか?」と伺うと、「楽しかったです」と爽やかな笑顔で話してくれました。野球部の寮に泊まっての実習ということもあり、選手たちも身近で色々と学ぶことが多かったそうです。
中村誠選手 高校時代(左)日体大(右)
西谷監督は、「私は加わらなかったですが、ミーティングで選手達に高校の時のこと、大学でのことなどを話してくれました。中村先生にとっても勉強になったと思いますが、野球部にとっても勉強になったと思います」と中村選手の“先生”としての様子を話していました。中川卓也主将も、「中村先生が(大学に)帰られるのは寂しいですね」と名残惜しい気持ちの様子。中川主将が率いる大阪桐蔭の目標はもちろん史上初となる2回目の春夏連覇ですが、中村選手にとっても大きな目標があります。それは秋の明治神宮野球大会連覇。そのためにも「秋、頑張ります」と大学野球ラストシーズンへ向けた決意を話してくれました。
(文:松倉雄太)