News

徳島インディゴソックス・石井 貴監督就任記者会見 徳島IS、独立リーグ日本一を土台に 「魂のエース」指揮官招聘でさらなる高みへ!

2017.12.07

徳島インディゴソックス・石井 貴監督就任記者会見 徳島IS、独立リーグ日本一を土台に 「魂のエース」指揮官招聘でさらなる高みへ! | 高校野球ドットコム

徳島インディゴソックス・石井 貴監督就任記者会見
徳島IS、独立リーグ日本一を土台に 「魂のエース」指揮官招聘でさらなる高みへ!

 今年は就任すぐ「プレーをするのは君たち」を掲げ、鈴木 康友ヘッドコーチ、駒居 鉄平コーチと共に福岡ダイエーホークス(現:福岡ソフトバンクホークス)や、台湾・中南米プロ野球などで豊富なプロ投手経験を積んだメソッドをすべて注入した養父 鐡監督の下で四国アイランドリーグplus前期優勝、総合優勝、独立リーグ日本一を成し遂げた徳島インディゴソックス。

 日本一後には10月26日の「プロ野球ドラフト会議supported by リポビタンD」で横芝敬愛 伊藤 翔投手が埼玉西武ライオンズ3位指名、大藏 彰人投手が中日ドラゴンズ1位指名。さらに元侍ジャパンU-18代表の岸 潤一郎など来季に向け有望な戦力が集まる中、11月27日に2人の教え子のNPB入りを置き土産として養父監督が今季限りでの監督退任と新設される国際部担当に転ずることを発表。2017年の躍進をさらに広げる2018年の次期監督が注目されていた。

 そして12月1日、徳島インディゴソックスは新監督として石井 貴監督(46歳)の就任を発表した。現役時打は1993年・三菱重工横浜(現:三菱日立パワーシステムズ)からドラフト1位で西武ライオンズに入団し14年間、先発・リリーフとして321試合に登板し1136回を投げ、68勝58敗13セーブ26ホールドを記録。2004年日本シリーズでのMVPに代表されるように気迫を前面に押し出したスタイルで多くのレオ党の心を打った魂のエースは、12月5日に徳島県徳島市のとくぎんトモニプラザで行われた新監督就任会見に登壇。

 ここでは「就任まで非常に迷った時期もあったが、南 啓介代表の熱さに共感できたし、再び指導のチャンスを頂けたことで、一歩踏み出しました」と2008~2013年・埼玉西武ライオンズ投手コーチ以来5年ぶりのプロ野球、かつ自身独立リーグ初指導に至った理由を述べ、「埼玉西武ライオンズ時代にフェニックスリーグなどで独立リーグの選手たちも見たことがあるが、キレイに打ったり抑えようとしていたのを見て『もっと大胆にいけばいいのに。そうしないとプロは評価しない』と思っていた」視点も踏まえ、来季の指導方針についても言及。

 「選手たちには向かっていく姿勢、逃げない姿勢を積極的に伝えていきたいし、NPBでも求められている人材は荒々しさ。同時に当たり前のあいさつから教育していきたいですし、地域貢献にも努めながら勝っていきたい」と、現役時代さながらの熱いコトダマを発した。なお、石井監督の背番号は埼玉西武ライオンズコーチ時代と同じ「97」となる。

 かくして2018年の青写真が徐々に見えてきた徳島インディゴソックス。藍色の戦士たちは「監督就任の決断は1人でこれから西武ライオンズ時代の指導者や兄(侍ジャパン社会人代表の石井 章夫監督)に采配についても聞いてみたい」と吸収意欲も旺盛な石井監督。養父監督と同じく、今季限りで退任し鈴木ヘッドコーチに代わり、ヘッドコーチ格に昇格する予定の駒居コーチ、野手を主に担当することになる新コーチを軸として、NPBをはじめステージを高める選手を多数輩出しつつ、地域貢献、話題づくり、そして何よりも社会に貢献する人物輩出へ全力を尽くしていく。

(文=寺下 友徳

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.21

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.05.21

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在33地区が決定、岩手では花巻東、秋田では横手清陵などがシードを獲得〈5月20日〉

2024.05.22

【愛知・全三河大会】三河地区の強豪・愛知産大三河が復活の兆し!豊川を下した安城も機動力は脅威

2024.05.22

【秋田】明桜と横手清陵がコールド勝ちで4強入り<春季大会>

2024.05.21

【関東】帝京が2発12得点のコールド勝ち、常総学院はセンバツV校に競り勝って4強入り<春季地区大会>

2024.05.21

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.05.17

「野球部や高校部活動で、”民主主義”を実践するには?」――教育者・工藤勇一さん【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.5】

2024.05.16

【宮城】仙台一、東北、柴田、東陵がコールド発進<春季県大会>

2024.05.19

【東海】中京大中京がコールド勝ちで17年ぶり、菰野は激戦を制して23年ぶりの決勝進出<春季地区大会>

2024.05.20

【春季京都府大会】センバツ出場の京都国際が春連覇!あえてベンチ外だった2年生左腕が14奪三振公式戦初完投

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>

2024.05.21

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.29

【岩手】盛岡中央、釜石、水沢が初戦を突破<春季地区予選>