News

味噌汁パワーを味方にしよう

2017.12.05

味噌汁パワーを味方にしよう | 高校野球ドットコム
一杯の味噌汁で身体を温め、アスリートに必要な栄養素をとろう

 身体づくりのためにはバランスの良い食事が不可欠ですが、寒くなってきたこの時期に特にオススメしたいのが味噌汁です。温かい味噌汁は身体の中から温めるため、朝練など寒い気温の中で身体を動かすときに、自宅で一杯飲んでおくとウォームアップの時により短時間で身体が温まりやすくなります。また練習で汗をかくと水分と一緒にミネラル分も排出されるため、味噌汁を飲むことで水分と塩分補給にもつながります。味噌汁には大豆由来のタンパク質が含まれるだけではなく、その中に入れる具材によってさまざまな栄養素を一緒にとることが出来ます。

タンパク質を多くとりたいとき
身体づくりの一つとしてタンパク質をより多くとりたいというときには、豆腐や油揚げなどの大豆製品、豚肉を入れての豚汁風、卵を追加してもおいしくいただけます。ソーセージやベーコンなどを入れるとそれ自体が出汁代わりになりますし、そもそも出汁を取るのが面倒という場合はかつお節を一緒に入れると簡単に一人分のお味噌汁を作ることができます。

野菜を入れてビタミンを補給したいとき
好きな野菜を入れて味噌汁を作ると、野菜に含まれるビタミンやミネラル分、食物繊維などをとることが出来ます。本来、野菜に含まれるビタミンCは熱に弱い性質があるのですが、でんぷんで保護されているイモ類(じゃがいも、さといも、さつまいも等)は比較的熱に強いものが多いので、こうした食材を取り入れるとビタミンCの補給もあわせて行うことができます。

海藻類・貝類をうまく取り入れよう
昆布やワカメなどの海藻類は普段から日常的にとるのがむずかしい食材の一つですが、味噌汁に入れることで海藻類のもつ栄養素をとることが出来ます。ミネラル分や食物繊維を多く含み、腸内環境を改善する効果が期待できます。またあさりやしじみなどの貝類には鉄分、セレン、亜鉛などのミネラルやビタミンB2などを多く含むため貧血気味の選手などには積極的にとってもらいたい食材の一つでもあります。

 味噌汁は手軽に準備でき、練習前後を問わずにとることで水分・ミネラル分補給はもとより必要な栄養素を上手にとることが出来ます。身体づくりのおともとして味噌汁を活用してみましょう。

文:西村 典子
球児必見の「セルフコンディショニングのススメ」も好評連載中!

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.18

【秋田】明桜がサヨナラ、鹿角は逆転勝ちで8強進出、夏のシードを獲得<春季大会>

2024.05.18

【岩手】一関二、盛岡誠桜などが初戦を突破<春季大会>

2024.05.18

【関東】昌平・山根が2発5打点、東海大相模・4番金本が2ランなどで初戦を快勝、東海大菅生は山梨学院を完封<春季地区大会>

2024.05.18

【長崎】長崎西、島原中央などが初戦を突破<NHK杯地区予選>

2024.05.18

【春季関東大会】白鴎大足利・昆野が最速152キロを計測!前橋商の剛腕・清水はまさかの5失点…。チームもコールド負け!

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.13

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在29地区が決定、愛媛の第1シードは松山商

2024.05.14

大阪体育大の新入生に兵庫大会8強の145キロ右腕、金光大阪の1番センター、近大附の4番打者など関西地区の主力が入部!

2024.05.16

【宮城】仙台一、東北、柴田、東陵がコールド発進<春季県大会>

2024.05.18

【秋田】明桜がサヨナラ、鹿角は逆転勝ちで8強進出、夏のシードを獲得<春季大会>

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?