Interview

中川 虎大(箕島)「投手歴はわずか2年半!伸び代十分な最速149キロ右腕」

2017.10.24

 高校で投手に転向し、わずか2年半で150キロ近いストレートを投げ込むまでになった素材型の投手。制球面に不安を残し最後の夏は背番号10で迎えたが、ストレートの質は引退後にさらに良くなっているという。伸び代十分な投手歴2年半の右腕が運命の日を待つ。

自ら志望した投手への転向

中川 虎大(箕島)「投手歴はわずか2年半!伸び代十分な最速149キロ右腕」 | 高校野球ドットコム

中川 虎大(箕島)

――野球歴を教えてください。

中川虎大選手(以下、中川):幼稚園から野球やったんですけど、中学校の時に1回、野球を辞めてるんです。中2の秋ぐらいに。でも智弁和歌山と市立和歌山のサヨナラの試合を見て野球やろうと決めました。

――投手になったのは高校からだと聞いてます。中学校まではどんな選手だったんですか?

中川:サードとか内野を守って、当たったら飛ぶみたいな選手でした。打順は4番でした。

――投手転向は指導者からの勧め?それとも自分で?

中川:自分から言いました。ピッチャー1本できたかったので。高校に入ってすぐです。

――当時の球速、分かりますか?

中川:測ったことないんでわからないんですけど…

山本喜造部長:入ってきたときで130キロぐらい。馬力はあったので。

――目指した投手像はどんな投手ですか?

中川:ストレートで三振取れるピッチャーです。

――球速は149キロまで上がりましたが、その要因は何ですか?

中川:わからないです。でもきっと喜造さん達のおかげです。

[page_break:2年生のトレーニング後から一気に伸びた]

2年生のトレーニング後から一気に伸びた

中川 虎大(箕島)「投手歴はわずか2年半!伸び代十分な最速149キロ右腕」 | 高校野球ドットコム

中川 虎大(箕島)

――球速はいつ伸びたんですか?

山本喜造部長:2年生のトレーニング終わってからですかね。急に速くなってきたのは。コントロールアバウトなんですけど、新チームになる前にはメンバーに入れるかどうかという話も出てたんですけど、来年を見据えて、それぐらいの核にならなあかんピッチャーやと。急にスピードが上がったかなと思います。

――変化球は?

中川:一応なんですけどスライダーとスプリットとフォークです。たまにチェンジアップを投げます。

――どれが一番自信ありますか?

中川:スプリットかフォークです。

――投手は高校からなのにそれだけ変化球があって、習得するのは早かったんですか?

中川:フォークは中学校の時に遊びで投げたら投げれてて、高校でも投げたら落ちたんで。

――フォークがあったのに同じ落ちるボールのスプリットを習得しようと思ったのはなぜですか?

中川:田中将大投手がスプリットを投げていたので投げたいなぁと思って。

――ベンチ入りはいつからですか?

中川:2年春に18番で入りました。

――2年秋に1番をもらった時の気持ちは?

中川:嬉しかったです。

――ベストピッチはどの試合ですか?

中川:3年生のゴールデンウィークにやった練習試合です。完封しました。ヒットは2本。その時はストライク入ったんで。

[page_break:ドラフトを直前に控えて]

ドラフトを直前に控えて

――最後の夏は背番号10でした。発表の時はどんな気持ちでしたか?

中川:しゃーないなぁという感じでした。

――キャプテンとして何を意識してましたか?

中川:練習とかでもあまり引っ張れないので、試合のプレーで引っ張ろうと思ってました。

――進路をプロに絞ったのはいつですか?

中川:新チームの秋の二次予選終わってから行きたいと思って、そこからです。

――大学から声もかかったと思いますが、決意を固めた一番の理由は何でしたか?

中川:やっぱりちっちゃい頃からプロ野球選手になりたいと思っていたので。ちょっとでも可能性あるんだったらと思って。

――引退後はどんな日々を送ってますか?

中川:手首はずっと鍛えてます、お風呂のお湯をためてその中でトレーニングしたり。それとサンドボールで鍛えてます。

――憧れの投手は誰ですか?

中川:(楽天の)則本昂大投手です。

――どういうところに憧れますか?

中川:気持ちで押すところです。田中将大投手が好きだったんですけど、メジャー行ってあんまりピッチング見れなくなったんで。

――ドラフトまで1週間ですが、心境は?

中川:不安です。

――プロではどんな投手になりたいですか?

中川:ストレートで押して、見てて楽しいと言われるピッチャーになりたいです。

(インタビュー/文・小中 翔太

中川 虎大(箕島)「投手歴はわずか2年半!伸び代十分な最速149キロ右腕」 | 高校野球ドットコム
注目記事
今年も全国各校の熱い想いを紹介!「僕らの熱い夏2017」

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.15

【島根】出雲商-三刀屋、大田-益田東など初戦から好カード<地区大会組み合わせ>

2024.05.16

【2024年春季地区大会最新状況】全道大会は出場校決定、関東と東海は18日に開幕

2024.05.16

【秋田】夏のシードをかけた3回戦がスタート、16日は大館鳳鳴などが挑む<春季大会>

2024.05.15

獨協大の新入生に専大松戸の強打の捕手、常総学院のサード、市立船橋のトップバッターが加入! 早くもリーグ戦で活躍中!

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.13

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在29地区が決定、愛媛の第1シードは松山商

2024.05.14

大阪体育大の新入生に兵庫大会8強の145キロ右腕、金光大阪の1番センター、近大附の4番打者など関西地区の主力が入部!

2024.05.13

大阪桐蔭、山梨学院、慶應義塾…強豪校・名門校の昨年度卒業生はどの進路を歩んだのか?【卒業生進路一覧】

2024.05.12

学法石川の好捕手・大栄利哉が交流戦で復帰! 実力は攻守ともに世代トップクラス!身長200センチ右腕を攻略し、完封勝利!

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?