東東京は準決勝!東亜学園vs東海大高輪台、二松学舎大附vs関東一の見どころをチェック!
小川樹(関東一)
27日、東東京大会は準決勝が行われる。決勝に勝ち進むのはどの学校か?また、順延となった日大二vs佼成学園の対戦は、27日12時から[stadium]府中市民球場[/stadium]にて行われる。計3試合の見どころを紹介していきたい。
東海大高輪台vs東亜学園
最後まで予想ができない。その理由は、東亜学園が準々決勝で、9回二死から一挙9点を入れて、6点リードをひっくり返した。ミラクル東亜を襲名し、さらに勢いに乗っていること。さらに東海大高輪台投手陣が盤石な出来ではないというところだろう。エース・宮路悠良は、140キロ台を超える速球、スライダー、カーブと勢いはあるが、制球力に不安を抱えるだけに付け入るスキは十分にある。打線に力がある東海大高輪台は早めに勝負を仕掛け、守備でも盛り立て、戦略面でも東亜学園の反撃意欲を削ぐ試合運びを見せていきたい。ノーシード同士の対決はどちらが制するのか。
関東一vs二松学舎大附
投打に総合力が高いチーム同士の対決は最後まで手に汗握る試合が期待できそうだ。注目は、関東一・高橋晴、二松学舎大附・市川睦の投げ合い。高橋は最速146キロ、市川は、141キロだが、角度ある速球は空振りが奪える。両エースが力を発揮すれば、1点を争う好勝負となりそうだが、展開次第では、打撃戦も十分にあり得る。関東一・石橋康太はここまで3試合連続本塁打を放っているが、この試合でも本塁打もしくは活躍することになると、2018年度のドラフト候補として高い注目を浴びることになりそうだ。能力が高い選手が集結した逸材たちの一騎打ちをぜひ注目してほしい。
仕切り直しとなった西東京1試合の見どころをもう一度チェック!
日大二vs佼成学園
ノーシードの日大二がベスト8まで勝ち進んだ。春は帝京相手に接戦を演じた日大二。大会序盤はミスもあり、不安を感じさせる試合運びだったが、勝ち進むごとに力強さが増している。投手陣は継投策で勝負。打線は正捕手・市川智輝を中心に長打力を持った選手が多く、控え選手も長打が打てる選手がおり、そこから一気に畳み込んで勝ち進んできた。 佼成学園はエース・中村陸人が未登板。準々決勝で登板はあるのか。だが、溝口真矢、磯野俊とともに135キロを投げられる投手がおり、さらにゲームメイクが長けた桐生昂汰がいる。総力戦になっても終盤まで戦える強みがある。打線は、真田和輝がキーマン。追い込まれた時に力を発揮する佼成学園はこの試合でも発揮することができるのか。
(文・構成:河嶋 宗一)