明徳義塾、中村に昨秋県決勝のリベンジ達成！春季四国大会代表校決定戦の模様を徹底レポート！

試合前に円陣を組む明徳義塾の選手たち

【高知】明徳義塾vs中村の高知県大会春季四国大会代表校決定戦レポート！
「両校全員出塁」から見える「対・全国」への課題とは？

　21世紀枠で40年ぶり2度目のセンバツ出場を果たした高知中村と、2年連続17度目の出場を果たした明徳義塾とによる春季四国大会出場を決する戦い。両校が公式戦で対戦するのは高知中村が明徳義塾に2対0で完封勝ちした昨秋高知県大会決勝戦以来である。

　試合は高知中村の絶対的エース・北原 野空（3年・右投右打・168センチ71キロ・高知県立中村中出身）の立ち上がりが勝敗を分ける。1回裏・明徳義塾は死球・内野安打・四球で得た無死満塁から4番・谷合 悠斗（2年・左翼手・右投右打・178センチ83キロ・岡山メッツ＜岡山・ヤングリーグ出身＞）が三塁線を抜く二塁打。ここでは一塁走者の3番・西浦 颯大（3年・右翼手・右投左打・熊本北リトルシニア＜熊本＞出身）も俊足を駆ってホームイン。高知中村・横山 慎哉、明徳義塾・馬淵 史郎、両監督共に「これが大きかった」と話した3点が明徳義塾の側に入った。

　その後も明徳義塾は4回裏二死二塁から9番・北本 佑斗（3年・投手・左投左打・170センチ68キロ・大阪泉北ボーイズ＜大阪＞出身）、1番に抜擢された島田 直樹（3年・三塁手・右投右打・171センチ65キロ・大阪和泉ボーイズ＜大阪＞出身）の連続適時打で2点。8回裏にも二死二、三塁から北本は再び一、二塁間をしぶとく抜く2点適時打。昨秋は6安打完封された北原に対し「秋は打たされていたツーシームを見極める」ミッションを遂行した結果は、11安打6四死球での7得点となった。

　対する高知中村打線も明徳義塾と同じく全員出塁。ただし、要所では北本が内外角に投げ分けたチェンジアップ、スライダーに苦しめられ、得点は6回表一死から6番・岡上 颯（3年・中堅手・右投左打・181センチ63キロ・四万十市立中村中出身）が放った高校初アーチによる1点のみに終わった。

　これで明徳義塾は高知中村に昨秋県決勝戦のリベンジを果たし4年連続22度目の春季四国大会出場が決定。16日（日）13時からは、すでに春季高知県大会優勝によって2年連続26度目の春季四国大会出場を決めている高知との「四国大会出場順位決定戦」を戦う。

　試合レポートでは両チームのゲームプラン、そして夏へ向けての課題について徹底解説！

春季高知県大会順位決定戦レポート

【春季四国大会代表校決定戦】
明徳義塾vs中村
「両校全員出塁」から見える「対・全国」への課題