News

食事で風邪に備えよう!

2016.11.22

食事で風邪に備えよう

食事で風邪に備えよう! | 高校野球ドットコム

朝食は特にボリュームが少なくなりがち。卵やハムを使ってタンパク質源をプラスしよう

 本格的な冬のシーズンを前にして、心がけておきたいことの一つに風邪対策があります。風邪のウイルスは気温の高い時期にはあまり目立って活動しませんが、気温が15℃を下回るようになると活発に活動すると言われています。また冬の時期は気温の低さとともに空気が乾燥しやすく、咳やくしゃみといった飛沫がより長い時間、空気中を浮遊して感染しやすくなることも懸念されます。

 風邪薬はあくまでも風邪を引いた後に飲むいわゆる「対処療法」ですので、まずは屋外から屋内に入ったら手洗い・うがいなどを行い、人の多い場所に行くときはマスクを着用する等、風邪のウイルスを身体に入れないように予防することが大切です。

 また風邪予防には食事面でのアプローチも欠かせません。低温と乾燥下の環境で風邪ウイルスは活発になりますので、身体を温める食材を選んでとるようにしましょう。特にタンパク質は身体をつくる材料としての働きだけではなく、体温を上げる働きもありますので、三度の食事の中に必ずタンパク質を含んだものを意識してとるようにします。

 特に朝食はパンとコーヒーだけとか、ご飯と汁物だけというようにパパッと手軽に食べられるもので済ませがちですので、サラダにツナをトッピングするとか、味噌汁だけではなく納豆も食べるとか、ハムエッグをつけるとか、いろんなタンパク質源をとるようにしてみましょう。

 体温を上げることとともに意識してほしいのが、乾燥への対策です。汁物などはもちろんこの季節にピッタリの鍋物などは、蒸気が鼻や喉の粘膜を潤しますので、積極的にとりたい食事の一つです。しょうがやニンニクなどは身体を中から温める効果が指摘されていますので、こうしたものを隠し味的に使ったり、キムチ鍋やカレー鍋など香辛料の入ったものを取り入れることも、体温を上げることにつながります。

「風邪にはビタミンCをとるとよい」と言われますが、みかんやグレープフルーツなど柑橘系のフルーツはクエン酸を含み、疲労回復効果も期待できるので、食後のデザートなどに準備しておくとよいでしょう。

 食事面でのアプローチはもちろんですが、まずは風邪ウイルスを体内に入れないための習慣を身につけ、元気に毎日を過ごすようにしましょう。

文:西村 典子
球児必見の「セルフコンディショニングのススメ」も好評連載中!

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.02

【茨城】常総学院、鹿島学園、水戸一、つくば秀英が4強入り<春季県大会>

2024.05.02

激戦必至の春季千葉準決勝!関東大会出場をかけた2試合の見所を徹底紹介!

2024.05.02

【四国】高松商、33年ぶりの決勝進出の立役者は茨城の強豪シニア出身の1年生右腕!<春季地区大会>

2024.05.02

【長野】松商学園、長野日大、東海大諏訪などが県大会出場へ<春季県大会支部予選>

2024.05.02

春の神奈川準決勝・東海大相模vs.横浜の黄金カード実現! 戦力徹底分析、試合展開大胆予想!

2024.04.29

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.28

【滋賀】滋賀学園、彦根総合が初戦を突破<春季県大会>

2024.04.28

【広島】広陵、崇徳、尾道、山陽などが8強入りし夏のシード獲得、広島商は夏ノーシード<春季県大会>

2024.04.28

【岡山】関西が創志学園に0封勝ちして4強入り<春季県大会>

2024.04.28

【長野】上田西、東海大諏訪、東京都市大塩尻が初戦突破<春季県大会支部予選>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.21

【兵庫】須磨翔風がコールドで8強入り<春季県大会>

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>