疲れたときは足裏をケアしよう!足裏のほぐし方を伝授!
疲れたときは足裏をケアしよう
足指を独立して動かすと把持力(はじりょく:つかむ力)がアップし、パフォーマンス向上にもつながる
皆さんは疲れがたまったなと感じるとき、どのようなことを行いますか? 練習後のストレッチであったり、入浴でリラックスしたり、しっかり食事や睡眠をとったりと、それぞれに疲労回復のためのセルフコンディショニングを行っていることと思います。全身の血流をよくし、体内にたまった疲労物質を分解・代謝させるスピードを早めることが疲労回復のカギといえますが、手軽に行えるものとして足裏のケアについて紹介してみたいと思います。
スパイクなどを長時間履いていると足は締め付けられ、動きが制限されてしまいます。足の裏にある筋肉は硬くなり、足関節の動きを制限したり、足底にあるアーチ機能を低下させたりします。身体を支える足関節が思うように動かないと、荷重関節である膝や腰などに影響を及ぼし、腰痛などを引き起こすことがあります。こうしたことを予防する一つの方法として、練習の時には足指を独立して動かせるように、なるべく5本指のソックスを使用をオススメしています(足指がすぐ破れてしまう・・・という悩みもあるようですが)。
練習後や帰宅後は足指や足裏ケアも行うようにすると良いでしょう。靴下を脱いで裸足になり、足指を使ってグーチョキを繰り返したり、手と足指を交互に組ませるようにして足をしっかり回すようにすると、足裏の筋肉を刺激し足底アーチの改善につながります。また100円ショップなどで購入できる青竹踏みなどで直接足裏を刺激することも、足裏のみならず身体の末端から血流をよくし、疲労回復効果が期待できます。青竹踏みなどがない場合でもテニスボールやゴルフボールなど少し小さくて硬いボールなどを使って、足裏全体をほぐすようにすると良いでしょう。
入浴時にも足関節を柔らかくするためのちょっとしたセルフコンディショニングを実践しましょう。それは湯船につかっているときに正座をすること。ストレッチ程度の短い時間でも構いませんので毎日続けて行ってみましょう。足の甲の部分が伸ばされて足関節の動きが良くなります。陸上と違って水中で行うため、浮力によって荷重も和らげられるのでぜひこうしたことも行ってみてくださいね。
文:西村 典子
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