試合レポート

鹿児島城西vs徳之島

2015.07.22

投打の主軸が活躍・鹿児島城西

 鹿児島城西は初回、先頭の1番・金城太輔(3年)がライト前ヒットで出塁し、3番・田中翔馬(3年)がセンターオーバー三塁打で先制し、4番・石神聖貴(3年)もライト前タイムリーで続いて2点を先取した。

 3回にも1番・金城が出塁して、4番・石神が返すというパターンで3点目を挙げ、序盤で主導権を握ることに成功した。金城は5打数3安打1打点、田中は4打数2安打1打点、石神は3打数2安打2打点と、打線のカギを握る上位3人が仕事をしたことで、攻撃につながりができた。

 エース上原幸真(3年)は立ち上がりから快調に飛ばし、先頭打者を出さずに、自分の間合いで投球ができた。
 6回は相手のエラーも絡んで一死一三塁のチャンスに、上原自らでスクイズを決めて4点目を挙げた。表の回で初失点しており、それを自らのバットで取り返した。7、8回とチャンスに着実にタイムリーが出て徳之島をジリジリと引き離していった。

 132球を投げた上原はコーナーと低めを厳しく突く投球がさえた。強打の徳之島打線を5安打1失点に封じた投球は見事だった。投打の主軸が活躍し、鹿児島城西は2009年以来6年ぶりの4強入りを果たした。

(文=政純一郎


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第97回全国高等学校野球選手権大会

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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