試合レポート

二松学舎大附vs大森学園

2015.07.17

二松学舎大附・大江が1安打11奪三振完封勝利!大森学園1安打完敗

 東東京大会もシード校が続々登場。試合開始前、雨は降っていないが台風の影響から空は曇っている。
[stadium]神宮球場[/stadium]での第一試合は第二シードの二松学舎大附vs大森学園

 二松学舎大附の先発は1年生から登板している好投手・大江 竜聖。対する大森学園は2回戦で登板がなかったエース・半田 隆人が先発。両校、左腕同士の投げ合いになった。

 1回裏、二松学舎大附は制球が安定しない大森学園・半田を攻めたて、一死一、二塁。ここで選抜甲子園でも本塁打を放った4番・北本 一樹を迎えた。半田投手の抜けた変化球を捉え、中安打となり、二松学舎大附が1点を先行。

 先制点を奪われた大森学園二松学舎大附の大江を攻めたてていきたい。
今日の大江は初戦ということもあってか球は高いが、ボールのキレ、伸びはやはり素晴らしいものがある。大森学園の打者は振り遅れが目立ち、三振を喫してしまう。

 4回終了後、天候不良の影響から雨が強く降るようになり、試合が一旦中断。20分ほど試合は止まる。

 試合再開
1対0で二松学舎大附が1点リードで迎えた5回裏の攻撃。
この回も相手投手の制球の乱れから2四球をもらい、チャンスを作ると5番・平野 潤がタイムリーを放ち1点追加。今度は6番・今村 大輝の打順でバッテリーミスがあり、さらに追加点を挙げた。3対0とリードを広げる。大森学園に厳しい試合展開が強いられる。

 突き放したい二松学舎大附、7回裏の攻撃。
1番・平野 智也、3番・三口 英斗、5番・平野 潤が出塁。二死満塁のチャンスから6番・今村がレフトフェンス直撃となる二塁打を放ち、二松学舎大附がダメ押しとなる2点を追加して、5対0。女房役が大江を助ける一打にはベンチもスタンドも大盛り上がり。


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第97回全国高等学校野球選手権大会

 8回表の大森学園の攻撃を迎えたところで試合が大雨により再び中断。2回も中断が挟むと選手達にとってコンデションを維持することが厳しそうだ。

 試合が再開。
8回表、大森学園二松学舎大附・大江が四球を2つ出してしまい、今日の試合初めてチャンスを迎えた。しかし後続が続かず無得点。

 試合を決めにかかりたい二松学舎大附は8回裏、相手投手の制球の乱れからチャンスを作り、一気にたたみかける。最後は3番・三口が右中間へ三塁打を放ち、コールド勝利が成立。8回コールド、7対0で二松学舎大附大森学園に勝利を決めた。

 二松学舎大附大江 竜聖は被安打1、毎回の11奪三振完封勝利で二松学舎大附の初戦を飾った。東東京大会2連覇に向けて好スタート。

 敗れた大森学園
昨年からの経験者であるエースの半田投手が強力打線にどのような投球をしていくのかがポイントになったが、11四球を出してしまい試合を作れなかったことが悔やまれた。打線も1安打と見せ場なく終わってしまう結果に。部員も多く、2年生で試合出場している選手もいたので、この秋以降の巻き返しに期待したい。

(文=高校野球ドットコム編集部


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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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