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三重高等学校(三重) 【東海地区代表】

2013.11.15

第44回明治神宮野球大会 チーム紹介 三重高等学校(三重) 【東海地区代表】

三重高等学校東海地区・三重初出場

チーム紹介

     東海大会3試合全てで二桁安打。チーム打率3割9分6厘をマークした打線が自慢だ。

     主将の長野 勇斗、3番の宇都宮 東真など、今夏の甲子園に出場した選手も多く残る。
     東海大会で際立ったのが2番内田 蓮と3番宇都宮の繋がり。二人とも全試合でヒットを放ち、内田が12打数8安打、宇都宮が13打数7安打と打ちまくった。特に印象深かったのが準決勝(2013年10月27日)の1回。一塁に内田をおき、沖田展男監督はヒットエンドランを仕掛けた。右中間へ打った宇都宮はシングルヒット止まりだったが、スタートを切っていた内田は、相手守備の逆を突いた打球を見て、一気に生還。試合の流れを決める1点を奪い、コールドゲームへと持ち込んだこの場面が、東海制覇へのポイントだったように感じられる。

     この攻撃を生んだのがランナーコーチ。一塁を下村 祐斗、三塁を姜 輝洙が務めていた。今大会では何名かの選手が入れ替わる予定で、役割が少し変わってくるかもしれない。

     守りは3試合で失策が2。決勝では守備で崩れた相手に対し、無失策で投手を支えた。宇都宮は夏までのセカンドからショートにコンバートされている。

投手紹介

    エース左腕の今井 太朗が県大会、東海大会と一人で投げ切った。県大会でに防御率は0.23、東海大会では1.64の成績を残した。夏の甲子園でも三番手でマウンドに上がり、8回と9回の2イニングを投げている。
     直球は120キロ台中盤ながら、チェンジアップとスライダーを効果的に使い、ピッチングを組み立てる。マスクをかぶる中林 健吾は、「夏よりは球が速くなった」と受けている心境を語る。今井自身は夏以降、「四球が少なくなってきた」ことに成長を感じている。

     今井が一人で投げ続けたため、公式戦での経験はないが、「真っ直ぐで勝負するタイプ」の山城 恵斗中津 友志、「コントロールが良い」という三輪 航平もベンチでスタンバイ。さらに東海大会ではベンチ外だった瀬戸 上晶も今大会ではベンチに入る予定。

公式戦8勝0敗

  勝ち上がり   相手
松阪・牟婁地区予選 1位決定戦 10-0 松阪
三重県大会 2回戦 8-0 宇治山田商業
準々決勝 8-0 津西
準決勝 1-0 いなべ総合学園
決勝 5-1 伊勢
東海大会 準々決勝 9-2 中京大中京
準決勝
10-0
静岡商業
決勝
4-3
豊川

東海大会での登録選手(◎:主将)

背番号   名前 学年 身長 体重
1 今井 重太朗 2 174 61
2 中林 健吾 2 176 82
3 西岡 武蔵 2 178 74
4 佐田 泰輝 2 177 74
5 内田 蓮 2 176 68
6 宇都宮 東真 2 170 75
7 世古 錬 2 172 61
8 長野 勇斗 2 172 65
9 山本 庸真 2 175 65
10 姜 輝洙 2 180 71
11 山城 恵斗 2 176 75
12 杉坂 恒明 1 162 59
13 小西 康介 1 184 74
14 下村 祐斗 2 168 55
15 松村 一郎 2 175 64
16 青木 翔弥 2 166 63
17 稲葉 隆也 2 167 68
18 中津 友志 1 176 76
19 三輪 航平 1 179 71
20 山本 樹生 1 175 60
記録員 三宅 穂昂
監督 沖田 展男
部長 中田 和男

決勝でのオーダー

ポジション 名前
長野 勇斗
内田 蓮
宇都宮 東真
世古 錬
西岡 武蔵
山本 庸真
佐田 泰輝
今井 重太朗
中林 健吾

■高校別データ:三重

(文・松倉 雄太

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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