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【沖縄】オフシーズンの祭典、野球部による陸上競技大会が開催!

2015.01.12

【沖縄】オフシーズンの祭典、野球部による陸上競技大会が開催! | 高校野球ドットコム

▲オフシーズンの祭典!野球部による陸上競技大会!

第43回沖縄県高校野球部対抗競技会が開催された

 
第43回目となる、沖縄県高校野球部対抗競技会が10日、読谷村陸上競技場他にて開催された。

少々肌寒い風が突き刺すが、新年を迎えて初めて高校球児たちはもちろん、関係者一同も会する場とあって、読谷村の[stadium]平和の森公園野球場[/stadium]に隣接する陸上競技場とサブグランドは熱気に包まれた。

この競技会は、シーズンオフにおける基礎体力の増強を図り、併せて野球の技術向上に資することを目的として行われている、また競技内容は以前の記事(※2014/01/14 第41回沖縄県高等学校野球部対抗競技会)を参考にしていただきたいと思う。

大会に先駆けて球児と教師、そして審判員の表彰式が行われた。(表彰者の詳細は後述)
その後9:30から北部・中部地区の高校が陸上競技場に残り、100m走、遠投、立ち三段跳び、1500m走の種目を、南部地区の高校が隣のサブグランド側に移動し打撃、塁間走、塁間継投に精を出した。

どの競技に参加する球児たちも、祭典といった感じはなく表情は真剣そのもの。「応援してくれる仲間の声が嬉しかった」という生徒たちの声も聞こえてきた。

陸上部と違い、走り易い格好ではなく野球部のユニフォームに身を包み、且つ地面のゴムを強烈にかみながら、受け止めた脚のパワーを全面に押し出すスパイクではなく、スニーカーで走るのが”高校野球部”対抗競技会。なんとそこで、昭和56年以来となる34年振りの記録更新が出た。

[page_break:新記録とは?沖縄県高校野球連盟表彰者一覧]
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▲オフシーズンの祭典!野球部による陸上競技大会!

長らく歴代1位を誇っていた新島氏(美里)が当時記録した11秒10という記録に、まずはコザ高校の金城愛也が午前中で並ぶ。
そして午後、幸喜竣哉陽明)が最高のスタートダッシュに成功し、10秒96という歴代1位の大記録を達成。
「中学時代、陸上部で何か記録を持っていますか?」という筆者の問いに、「全く無いです」と予想だにしない答えが本人から帰ってきた。高校に入って急成長してきたという。それも野球部としてだ。

驚きに包まれたが、逆にだからこそ、「沖縄県の球児たちは身体能力が高い!」と、県外の指導者たちが視察に集まるのだ。それは高校野球だけにとどまらず、大学野球界にも及ぶ。

糸満のエントリー9人中8人が100m11秒台をマーク、浦添商に至っては9人全てが遠投100m越えするなど、その後も素晴らしい記録が続出した。

楽しみな全成績の発表は1月末か、2月上旬頃に発表される予定だ。

(文=當山 雅通

沖縄県高校野球連盟表彰者一覧

當眞 圭介宜野座
神村 叶人与勝
高江洲 大夢(美里工業)
親里 健弘陽明
崎浜大知那覇
砂川 聖糸満
川田 諒(沖縄宮古工業)
市川 海悠八重山商工
※以上優秀野球部員

上原 健読谷
島袋 春樹那覇国際
大川 基樹前原
奥田 誠吾(那覇工業)
徳山 篤史球陽
※以上、役員・部長・監督者

屋宜 充
※以上審判員

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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