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侍ジャパン大学代表候補選手強化合宿開始!「の・ぼーる」の街で「超ハイレベル捕手闘争」はじまる

2018.12.01

侍ジャパン大学代表候補選手強化合宿開始!「の・ぼーる」の街で「超ハイレベル捕手闘争」はじまる | 高校野球ドットコム
侍ジャパン大学代表候補合宿参加選手たち

 2019年夏に日本で開催される「第43回日米大学野球選手権」に臨む侍ジャパン大学代表のチーム形成の第一歩となる「侍ジャパン大学代表候補選手強化合宿」が二泊三日の日程で12月1日(土)・愛媛県松山市の[stadium]坊っちゃんスタジアム[/stadium]で始まった。現役時代は捕手。「の・ぼーる(野球)」の名付け親としても知られる野球殿堂入りの俳人・正岡 子規を生んだ同地での合宿開催は3年連続となる。

 13時から39名の代表候補合宿参加選手たち(*平良 竜哉<九州共立大2年・内野手>は合宿直前で辞退)を前に「2019年の日米大学野球選手権は日本開催、東京五輪の前年ということで注目を集める大会になると思うので、技術だけでなくメンタルの強さも大事になる。ですので、この機会を大事にして精一杯自分の持ち味を出してほしい」と奮起を促した侍ジャパン大学代表・生田 勉監督の訓示で始まったこの日のメニューは練習のみ。アップ、キャッチボール、ノック、投内連携の後、投手陣は室内ブルペンを使ってのピッチング。野手陣は15分ずつ4組に分かれてのバッティングを行った。

 その中で特に目を引いたのは唯一、昨年の日米大学野球選手権・ハーレムベースボールウィーク、世界大学野球選手権で「侍ジャパン大学代表」を経験した選手たちが集った捕手たち6名の「レベルが高い」(生田監督)競演である。

 まずは「世界大学野球選手権」侍ジャパン大学代表の郡司 裕也(慶應義塾大3年・右投右打・180センチ83キロ・仙台育英出身)がノック中、安定感あるフィールディングで魅せると、合宿中の主将を任命された佐藤 都志也(東洋大3年・右投左打・180センチ77キロ・聖光学院出身)が到達タイム1秒79の二塁送球。すると合宿中の副キャプテン・海野 隆司(東海大3年・右投右打・173センチ80キロ・関西出身)が到達タイム1秒72の驚異的二塁送球を披露した。

侍ジャパン大学代表候補選手強化合宿開始!「の・ぼーる」の街で「超ハイレベル捕手闘争」はじまる | 高校野球ドットコム
ボール回しでの侍ジャパン大学代表候補・郡司-裕也(慶應義塾大3年)

 佐藤、海野と共に侍ジャパン大学代表を経験した藤野 隼大(立教大3年・右投右打・181センチ83キロ・川越東出身)や、シュアな打撃が目立った大本 拓海(立命館大3年・右投左打・178センチ88キロ・掛川西出身)、古川 裕大(上武大2年・右投左打・182センチ66キロ・久留米商出身)も交えた「超ハイレベルな闘争」が期待できそうだ。

 一方、フリーバッティングでは秋季リーグ戦は札幌学生野球リーグ2部5位ながら「映像を見て実際に見たいと思った」(生田監督)中山 智隆(小樽商科大2年・二塁手・右投右打・165センチ71キロ)が「(函館商)時代は投手で8番でした」という経歴が信じられない強いスイングで左翼ポール際にさく越え1本を放った。

 また、秋の札幌学生野球リーグで4本塁打の赤尾 光祐(東海大北海道キャンパス2年・左翼手・右投右打・181センチ93キロ・東海大相模出身)が野手25名で唯一のさく越え2本。さらに中川 智裕(近畿大3年・遊撃手・右投右打・186センチ82キロ・近大附出身)もさく越え1本含め強烈なライナーを連発。「左投手・右打者をポイントにして、打者では速いボールに負けないスイングができる将来性ある選手を招集した」指揮官の目を細めさせた。

 なお、明日・12月2日(日)は全選手が参加しての午前9時から午前6イニング、午後8イニングの紅白戦を予定。選手たちは実戦の中での順応力を問われることになる。

取材=寺下 友徳

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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