T-岡田、吉田正尚らドラ1が主軸を担うオリックス打線 若手は大下、太田、紅林らの早期ブレイクに期待!
吉田 正尚(敦賀気比出身)
2020年はリーグ最下位に終わったオリックス。そのオリックスの昨年レギュラーとして出場した選手たちのドラフト指名順位はどうだっただろうか。昨シーズン300打席以上を記録した野手は以下の通り。
【300打席到達者】
一塁手・左翼手 T-岡田 (履正社出身) 2005年1位 高卒
二塁手・三塁手 福田 周平(広島広陵出身) 2017年3位 社会人卒
遊撃手 安達 了一(榛名出身) 2011年1位 社会人卒
外野手・DH 吉田 正尚(敦賀気比出身) 2015年1位 大卒
外野手・DH ジョーンズ
オリックスで昨季300打席以上到達した野手はこの5名。日本人選手では全て上位指名の選手で、1位指名は昨季首位打者の吉田 正尚、T-岡田、安達 了一の3名と、2017年3位の福田 周平が名を連ねた。
捕手陣は2013年3位の若月 健矢(花咲徳栄出身)がとして主にシーズン序盤にスタメンマスクを被り、215打席を記録。2012年3位の伏見 寅威(東海大四出身)は左腕・山﨑 福也の登板時やシーズン終盤にスタメン出場を果たし198打席に立った。オリックスも正捕手争いは熾烈だ。
内野手陣では2019年育成6位の大下 誠一郎(白鴎大足利出身)が32試合に出場し104打席を記録。支配下登録を勝ち取りデビュー戦では第一打席で本塁打を放った。昨季は打率は.216ながら本塁打2本を記録し、右のフルスインガーとして今後が楽しみだ。
若手の中では3本塁打を記録した2018年1位の太田 椋(天理出身)、オープン戦では打率.344を残した2018年5位の宜保 翔(未来沖縄出身)、ファーム最多出場の2019年2位の紅林 弘太郎(駿河総合出身)などスケールの大きな選手が育ってきている。
昨年のドラフトでは2位で中京の元謙太、3位で明石商の来田 涼斗とハイスペックな高校生野手の獲得に成功した。6年連続でBクラスとなっているオリックス。彼らの入団で野手陣の活性化を大いに期待したい。
(文:藤木 拓弥)
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