日本は死のグループ??グループBはアメリカ、パナマ、チャイニーズタイペイと強豪国揃い!
ランニングをする選手たち
8月30日から開幕する第29回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ。26日で大学代表との壮行試合を行った侍ジャパンU-18代表は27日、都内で練習を行い、28日の午前中に韓国へと出発する。
そんな侍ジャパンU-18代表のオープニングラウンドのスケジュールは以下の通りだ。
■8月30日(金) スペイン戦 12:00 Dream Ballpark II
■8月31日(土) 南アフリカ戦 12:00 Dream Ballpark
■9月1日(日) アメリカ戦 18:00 Dream Ballpark
■9月2日(月) チャイニーズタイペイ 18:00 Dream Ballpark II
■9月3日(火) パナマ戦 18:00 Dream Ballpark
対戦する相手国は、いずれも強豪国ばかり。現在、4連覇中のアメリカ。昨年のアジア大会2位のチャイニーズタイペイ。さらには例年、強豪国が奮って参加する「パン・アメリカン選手権」で準優勝のパナマもいる。
このラウンドでの戦い方は、日本が、いかに9月1日のアメリカ戦にピークをもっていくことができるかが鍵となるだろう。
アメリカはどの投手も150キロ超えが当たり前。さらに打者陣も150キロ超えの投手と対戦することに慣れているので、速球投手の対応も高い。
注目の佐々木朗希はじめ侍ジャパン投手陣が、このアメリカ戦でどれだけの投球を見せることが出来るのかがポイントだ。
また、他の対戦国も一筋縄にはいかないチームが集まった。
チャイニーズタイペイは、150キロ超えの投手を擁し、さらに速球投手にも強い打者が多い。パナマもマイナーリーガーが6名いる強力チームだ。
選手のコンディショニングの調整をピークにもっていき、戦略を練りに練らないと、オープニングラウンド敗退も覚悟しなければならないグループだと思ったほうが良いだろう。
佐々木朗希の登板のタイミングが注目されるが、佐々木どうこうではなく、投手、投手兼任野手を合わせた11人の投手をどう起用するのかが注目される。
なお、予選ラウンドを通過した場合、スーパーラウンドは9月5日(木)~9月7日(土)に行われ、決勝戦・3位決定戦は9月8日(日)に行われる予定だ。
今回は球数制限があるが、そのルールは以下の通り。
1.49球以下なら連投可能
2.50球~104球までは中1日
3.最大105球(その打者まで投球可能)に達した場合は中4日
球数制限ルールに沿ってやり繰りしながら、投手運用もしなければならない。別グループとなった韓国にも、元々球数制限ルールがあり、すでに、「球数制限」は世界ではスタンダードとなっている。他国はそういう戦い方に慣れているのに対し、日本はまだその戦略に慣れていない。日本代表にとっては不利な面が多いが、このグループを勝ち抜けば、日本の高校野球にとっても大きな前進になるはずだ。
文=河嶋 宗一
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